先輩から60歳を越えると同窓会の話が多くなると聞いていたが、実際に60歳を越えて多くなっている。しばらくコロナで同窓会が出来なかったのだろうが、年末年始もあってか最近この類の案内書が来た。
原則行かないことにしている。
同級生にともだちがあまりいなかったこともある。
他人に興味のない私はいつもクラス全員の名前を覚えるのが苦手だった。数十年ぶりに会った同級生に「久しぶり!」と声をかけられて誰だか分からないかもしれないという恐怖がある。顔を覚えていても間違いなく名前は思い出さないだろう。相手に失礼だと思うとますます緊張してしまうに違いない。
会話は昔話になると思うがどれだけ覚えているかとても不安だ。脳みそをアルコールに浸しながら曖昧な記憶を辿るのは結構な重労働だと思う。
さらに同窓会は成功した人たちがどれだけ自慢するかのマウンティング大会らしい。
そんな戦場なら私も負けるわけにはいかない。
医者とか弁護士なら肩書を言うだけで良いからブイブイやってるのかもしれない。
だが学校を出てから私の40年以上の歳月を一言で人に説明するのは不可能だし、ましてや一人当たり10ぷんも話をしない間に就職した話、嫁と子どもがいる話、独立している話、ブログをやっている話、外車を買ったがすぐに売り飛ばしたとか、家族の話,とかできる訳がない。
20,30歳代ならば出会いを求めて同窓会に行くこともあるのだろうが、今更同じ年のガールフレンドは要らない。
という事で学生時代の同窓会は断っているのだが、かつて勤めていた会社の同窓会に誘われて断るのが大変だった。つづく。
2024年1月8日