ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

資産分割、投資の成功は運だけである。

 私は2019年11月百貨店の株式、中国生産を進めているメーカーの株式、ロシアの債券を売却した。

 最初に言っておく、自慢しているのではない。今回たまたま運がよかっただけだ。

 昨年11月と言えば10月1日に消費税が8%から10%に上げられ日本の景気後退が懸念されていた時期ではあったが新型コロナウイルスについては報道されていたかもしれないが人から人への感染はないとされていて大きな脅威になるなどとは誰も思っていなかったし私もそうは思っていなかった。

 新型コロナウイルスで中国が武漢を閉鎖したのは今年1月に入ってからであり日本政府が中国人の渡航制限をしたのは中国の春節が終わった3月になってからだ。

 新型コロナウイルスの前この3つの資産を売ったのは一言でいって「運がよかっただけ」である。

 新型コロナウイルスで中国人観光客が激減して百貨店の売上が何割も落ちるなどと予想もしていなかったし、中国からの供給が止まって日本企業のサプライチェーンがズタズタになるなどとは思ってもいなかった。ロシアには投資した時から不安を持っていたが世界的な景気後退で原油価格が20ドルを割って通貨ルーブルがこんなタイミングで下落するとは思っていなかった。

 この絶妙な機会にこれら資産を売ったのは「単なる運」だった。自慢しているわけではない。たまたま現金の入用があって売却したまでのことだ。

 逆にいままで航空会社の株式を買って紙切れになったこともある。また持っている他の株式はこの3か月で確実に値下がりしている。

 得するときも損するときもある。

 投資の成功は運だと諦めて、損失の時に被害が大きくならないように資産を四分割(シリーズのブログ「四分割」参照ください)しておくことだ。そして全体で儲かった時は慎重に売却するかそのまま長期保有するか考え、一方で損している資産を売却するか買い増しするか考える、というのが中小資産家のやり方だと考える。

2020年5月23日

投資はご自身のリスクと判断でお願いします。