ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

コロナウイルスで9万8千人がこれから日本で亡くなる

 緊急事態宣言は首都圏1都3県も含め5月中には解除されそうだ。

 第二波、第三波が来るはずだがその規模はどのくらいなのか試算してみる。

 今回PCR検査はマスコミが報道している通り十分にできていないので、政府が発表しているデータで信頼できるのは死者数だ。そしてもう一つ比較的信頼できるデータは免疫検査だ。

 東京、兵庫の病院が実施した免疫検査では3%~6%の人が感染していたという数値が出ている。一方で政府が行った調査では0.4%~0.6%の数字が出ている。調査母体が小さいのでどちらの数値を信頼していいのかは分からないが、これらの検査からほとんどの日本人は新型コロナウイルスにはまだ感染していないということがわかる。

 仮に政府発表の0.4%~0.6%の真ん中をとって0.5%とする。日本の人口を1億2千万人に掛け合わせると60万人がすでに新型コロナウイルスにかかったことになる。そして60万人が感染してそのうち700人が亡くなった。死亡率は0.117%だ。

 第二波、第三波、もしかすると第四波がくる、国民の70%以上が感染しないと大規模な流行は止まらない。

 70%は0.5%の140倍になる。つまり60万人の140倍である8400万人が感染することになる。そして感染者のうち0.117%の9万8千人がなるなることになる。

 つまり今後第二波、第三波、を経験し深刻な医療崩壊がないという前提で、日本人が集団免疫を得るまでに犠牲になる数が9万8千人という計算になる。

2020年5月22日