新型コロナウイルスの終焉は日本人のほとんどが免疫を持たない限り来ない。
感染症の医師の話ではグループの7割が免疫を持った時に感染はおよそ止まるらしく、その理屈に従えば日本人の7割が免疫を持った時に新型コロナウイルスの問題は収束することになる。
ニュースやワイドショーに多くの専門家が出てきて感染の広がり、その防止方法、第二波の時期と危険性について同じような話を繰り返しているが、どのような状態になったら収束することになるか、それはいつごろになるのか、それまでの犠牲者は何人ぐらいなのかについては話をしていない。
免疫を持つには感染するかワクチンを接種するしかない。
未だかつて風邪のワクチンは開発されていないし、風邪の一種である旧型コロナウイルスのワクチンはもちろんない。新型コロナウイルスのワクチンが本当に開発されるかは疑問だ。
まずはワクチンが開発されないことを前提にまず考えてみる。
東京都だけで考えてみると人口が1200万人で最近1日400人前後の感染者が出ている。1200万人全員が感染するには3万日、つまり82年かかることになる。
これが1日当たりの感染者がもっと増えて4万人になれば300日、つまり1年以内に日本人全員が免疫を持つことになる。
その時の犠牲者数だが、7月1日〜8月10日(8月10日の段階での情報)で4人(7月4人、8月はまだ死亡者はいない)だ。この期間の感染者数を400人x40日とすると1万6千人で死亡率は0.026%になる。
東京都民1200万人全員が感染するときの死亡者はこの0.026%を掛ければいいことになる。答えは3000人だ。
つまり新型コロナウイルスを東京都民全員が感染のよって免疫を得るには3千人の犠牲者が出ることになる。
前にも述べたが医療崩壊をしないのであれば感染予防策を取っても取らなくても3千人の犠牲者がでることになる。つまり1年で3千人の犠牲者を出すか82年かけて3千人の犠牲者を出すかという選択だ。
ただ82年かけてやる場合は経済が82年間停滞することになる。1年かけてやるのか82年かけてやるのか結論は明らかだと思うのだが。
参考だが東京都では毎年10万人の人が心疾患、がん、脳疾患などで亡くなっている。
日本政府がGOTOキャンペーンに踏み出したのは、健康弱者をないがしろにするのかと批判を受けないために口が裂けても言わないと思うが、82年かけて免疫を得るのではなく1年(もしくは数年)で免疫を得る方針を決めたからに違いない。
政府の方針に従って65歳以下の健康な人たちはどんどん旅行に行って飲み屋に行って感染、つまり免疫を得るべきだ。
2020年8月10日