となりの国の王様が遊びにやってきました。
隣の王様が借用書が金、銀、銅、の紙になってしまって借金を返さなくてよくなったうわさを聞きつけたからです。
となりの国の金庫もいつも空でした。
となりの国の王様は何とかしようと宮殿は修理せずにそのままで結構こわれていました。
こどもたちにも倹約をするように厳しき言いました。
国民のためにお金を使いたいのですがお金がないので橋も道路もボロボロでした。
そしてお金がないので農夫や商人から税金を取り立てるしかありませんでした。
それでもお金が足りないので外国の王様からお金を借りていたのです。
隣の王様は話を聞いて
「そうか、お祈りをして枕元に神様が現れたら借用書を金、銀、銅に見えるように魔法をかけてもらえばいいのだ。」と考えました。そして
「神様、私の命をささげてもいいので、国の借金を何とかしてください・」と祈りました。
しばらくして枕元に神様が現れ、にっこりして消えていきました。
そして翌日隣の王様は期待していたのですが、結局何も起こりませんでした。
焦った隣の王様は神様にどうして借用書が金、銀、銅に変わらなかったのかと聞きました。
神様は言いました、
「この魔法は国の外からお金を借りてるときは効かないんじゃ。」
2021年11月28日