ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

勝負あった感のウクライナ情勢

 ロシアが国内の情報統制をしている限り、プーチンがロシア国民から引きずりおろされることはまずないだろう。

 軍部のだれかがクーデターを起こす可能性はゼロと言えない。だが選挙で選ばれた大統領というものの独裁政権で対立者はすべて排除されていて反旗を翻すことができるものが残っているとは思えない。

 一方でウクライナのゼレンスキー大統領は一歩も引かない態度を見せている。

 ロシアは暗殺も含めてゼレンスキー大統領を引き釣りおろそうとするだろう。だがこれも簡単に成功するとは思えない。

 万が一ゼレンスキー大統領が退かされたとしてもいったんナショナリズムに火が付いたウクライナ人の反抗が簡単に収まるとは思えない。

 そうなるとロシアとウクライナの根競べとなる。

 ウクライナには大量の武器が続々と西側から供給されている。おそらく1か月の間に無視できない規模の国際義勇軍ウクライナに入ることになるだろう。西側諸国は国際義勇軍を裏で全面的に支援するはずだ。

 ロシア経済はこれから国際的な制裁で疲弊していく。国際世論はこれからますますプーチンを非難しロシアは孤立化していくことになる。

 ロシアは核を使うことができる。実際プーチンh核使用をにおわして脅しをかけている。

 実際にプーチンは核のボタンを押すかもしれない。追い詰められたプーチンの心情を考えると使用する可能性は十分あると私は見ている。

 ただその場合二つの問題がある。

 一つはどこに使うかだ。核を使ったとしても目標が見当たらない。

 もう一つの問題は核を使ったら最後ロシアを支持する国はゼロになるということだ。

 そしてウクライナ人の恨みを買いロシアはウクライナのゲリラやテロに半永久的に晒されることになる。

 核を使ったとしてもロシアには勝ち目がないように見える。

 もはや今回の戦いはプーチンの負けである。勝ち目がないにも関わらずアングロサクソンに対して猛烈な劣等感をプーチン持っているのでウクライナ戦争は長く続くことになる。

2022年4日