不思議なものだ。
私はブログで何度かアメリカを非難している。
今回のウクライナ戦争はアメリカ民主党、ユダヤ組織、グローバリストがロシアを挑発して戦争を呼び起こしたと、アメリカの戦争責任を繰り返し述べてきた。
まあ今の西側世界の多くの人々から全面的にもって非難される意見なのかもしれない。良識ある知識人はウクライナやロシアの歴史や背景を知るべきだ、と私からすればまっとうな一部意見が出されているが、今は陰謀論だとかで片づけられている。
しかも私が日頃尊敬する外交方針が中道保守である論客までもがプーチンは悪、ジレンスキーは善だという勧善懲悪論を繰り返している。
良い悪いの二元論だとどうして戦争が起こったのかという真の原因を見つけることが困難になる。外交は複雑だということを日本の保守ももっと理解してもらいたい。などと言うとまたお前はウクライナで起こっているロシア軍の残虐をどう見ているのかと非難されることになる。
かように私は冷静にウクライナ地域における歴史、民族、社会を理解しないといけないし戦争を始めたプーチンの考えも理解しないと主張している。しかしいったんテレビを観るといつのまにかウクライナを全面的に応援している自分がいる。
キエフ近郊からロシア軍が撤退するとよく持ちこたえたと思うし、ロシア旗艦モスクワが撃沈されればよくやったと称え、マリウポリが陥落寸前だとなんとかならないかと思う。
東ウクライナで戦っているウクライナ側のアゾフ大隊は日本政府も認めるネオナチ集団だ。ほんの2か月前までロシア人を弾圧していた集団のはずだ。
なのにアゾフ大隊が戦果を挙げるとついつい喜んでいる私は(失礼ながら上から目線の発言になるが)ほかの世間一般の庶民と同じなのかもしれない。
2022年4月19日