3,40年前まで日本から欧州への飛行機はアメリカアラスカ州のアンカレッジ経由だった。
確かアンカレッジまで6時間、休憩給油1時間、アンカレッジからフランクフルトまで7時間、合計14時間だった記憶がある。
日本経済絶好調のころだったので飛行機はけっこう混んでいて、アンカレッジ経由の北回り便が取れないとバンコク、クウェートなどを経由する20時間ぐらいかかる南回り便になった。
アンカレッジの空港には免税店しかない空港だった。まずいうどん屋があって帰国便の際はそれを食べるかどうかいつも迷っていた。
ロシアのウクライナ侵攻で日本からロシアに行く場合ロシア上空を西側諸国の飛行機が飛べなくなった。
ならばアンカレッジ経由になったと思いきやアラスカの上空を飛ぶだけでアンカレッジでは給油休憩はないらしい。
飛行機の航続距離が伸びたからだろう、日本から欧州までの休みなしの直行で14時間かかるらしい。
もう一つのルートは日本から中国経由黒海の南を通って欧州に行くルート。これもノンストップで14時間かかる。
私はサラリーマン現役時代に良く飛行機には乗ったが14時間ぶっとうしはなかったように思う。
行きはPCR検査、帰りも欧州で出発前にPCR検査を受けないといけないらしい。
迂回路の原因もPCRを受けないといけない原因も欧州と日本にまたがる二つの国が関係している。
それにしても我が家の息子、いまごろ機内でたんまりお酒を頂戴して寝ていることだろう。仕事などどうでもいいので無事に帰ってきてくれることを祈っている。
2022年8月30日