成功は100%運である、などと言う言葉を最近私は信じている。
本屋に行くとビジネス関連のコーナーには成功したビジネスマンの出版物が必ずある。こんなところに目をつけて仕事がうまくいったの類の話だ。またそんな風に成功するにはこんな努力をしないといけない、こんな能力をつけないといけない、という類の本も沢山並んでいる。そんな本を読むと類稀な能力を持ってとんでもない努力をするのが成功への道のように見えてくる。
だがこの世の中成功する人と成功しない人を分けているのは「運」でしかないと私は信じている。能力でも努力でもないと思っている。
そんなことを言ったら小学校の先生に叱られそうだが、叱られたら世の中の成功は「運」で成り立っていることを逆に先生に説明してやりたいと思っている。
ホリエモンが言うには、成功するかどうかは桃太郎のお婆さんのようなものらしい。
お婆さんは最終的に桃太郎という優秀なこどもを得て幸せに暮らすことになる。
たまたま上流から流れてきた大きな桃を拾っただけだ。家まで持って帰って包丁で切ったら桃太郎が生まれてきたのだ。
もも太郎のお婆さんには近所のおばあさんと同様に農家の仕事ができるだけだったはずだ。
桃太郎のおばあさんが成功したのは、たまたま桃を拾ったからだ。
ホリエモンは周りに成功している人が周りに多くいて成功に至る経緯を知っているのだろう。うまく言ったものだと思う。
人はみんな優劣はあるものの能力があるし、人はみんな努力する。だが成功するかどうかはおばあさんが川に流れてきた桃を拾ったように、たまたま、つまり「運」で決まるのだ。
2022年11月16日