ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

資産四分割、まさか東京三区中古マンションの上昇

 2020年8月東京カンテイの中古マンション調査によると東京23区は+0.8%、東京6区(新宿区、渋谷区、千代田区中央区、文京区、港区は7月比+1.1%、昨年同月比+6.9%だ。東京6区の値上がりは特に千代田区、港区、中央区の値上がりが大きいと伝えている。

 この新型コロナウイルス騒動で全国値下がりしだしている。大阪、名古屋などの地方都市だけでなく東京23区以外もほとんどが値下がりに転じている。その中で東京23区だけが値上がりを続けているのは目立つ。

 不動産投資家は今回の新型コロナウイルス不況を投資の絶好の機会と考えて物件探しをしている人たちがいる。ただ思ったほどまだ値下がりしていないことから投資の機会を見いだせないでいる。そんな人たちはできれば千代田区、港区、中央区の物件が欲しいと思っている。

 どうも景気はこれから回復に向かうようであり日銀の金融緩和策は続くので東京3区を狙っていた不動産投資家にとっては購入のチャンスは来ないように思う。

 むしろ通勤時間1時間前後の何の魅力もない街の不動産を早く売却することが大事だ。そして資金を得たうえであまりチャンスはないかもしれないが都心一等地を狙うか、湘南方面のテレワーク需要を見込むのが賢明だと考える。

2020年9月26日