9月23日のブログ「マイノリティーは保守につくべき理由」でマイノリティーは野党に頼むのではなく自民党に直接要望するのがよいと書いた。
手口は「弱い少数派を認識させる」「差別感を持たせる」「囲い込みを行う」「宣伝をする」「何もしない」だ。
たとえばLGBTであればホモやレズの人達は普段少数派であることは分かっているが、そんなものかと思って日常生活を送っている。
立憲民主党、社民党、共産党の党員は「あなたは少数派です、」と言って近づく。この時ホモやレズの人達はこの時少数派であることをあらためて認識する。
その上であなたたちは差別されているということを説明する。
日本社会においてLGBTがまったく差別されていないとは言えないのでたとえ自分が差別された経験がなくても差別に対する憤りを感じるようになる。
そして野党の党員は「それは政府が悪い、貴方たちのために差別をなくすようにする」と支持を訴え囲い込みを行う。
そして立憲、社民、共産の各党は少数派からマイノリティーの支持を受けていることを宣伝し、さらに共鳴する少数派を取り込んでいく。
だが野党はその少数派のための法案を作ったり地道な運動は何もしない。
まずはそもそも法案を作ったりする能力がないし、政府の立場にないので力がない。そして彼らにとってマイノリティーのための政治活動はマイノリティーの種類が多すぎてしかもそれぞれが少数だから面倒でしかないからだ。
だがこの野党の戦術はそこそこうまくいっている。
一番の効果は心ある日本の有権者が与党は強い者の味方で野党はマイノリティーに対して優しいという印象を与えていることだ。
野党は少数派の味方をしてある程度の票を得ている。
与党はマイノリティーを放置していてはいつまでたっても、何らかの機会に、例えばスキャンダル、大不況の時に、政権担当能力のない立憲、社民、共産が生き残っていれば、国民にとっては悪魔のような第二の野党政権が復活することになりかねない。
自由民主党は無能な野党を放置していてはいけない。完全に野党を潰すという戦略の意味からもマイノリティーの意見を聞く組織をつくり野党の地盤を崩すという地道な対策をとっていくべきだ。
2021年10月1日