今日本の保守派戦後最大の危機となっている。
立憲民主党、共産党は先の参議院選挙で負け、社民党は消滅するかと言われていた。一方で自民党は議席を増やした。自民党は一見保守安泰のように見える。
しかし内実は保守の戦後最大の危機と言っていい問題が浸蝕してたのだ。
安倍元首相がいなくなり保守中道のタガが剥がれ今後自民党はどんどん左傾化していくだろう。そして親中派が音をたてずに着実に自民党内に侵入して来る。
だが自民党にはもっと大きな問題がある。
それは今の自由民主党は自浄作用があるかだ。
つまり旧統一教会の団体との関係を断ち切れるかだ。
戦後自民党は共産党と対抗するために特に安倍元首相の祖父である岸信介元首相は統一教会と深い関係にあったと言っていい。
1990年の共産国の崩壊で「対共産主義」という旧統一教会と自民党の連携の根拠がなくなった。
その後存在理由を失った統一教会はゾンビ化し霊感商法などを行い組織の存命を図った。一方自民党はゾンビ化していることを知りつつそれを無視し選挙活動に利用してきた。
多くの信者が霊感商法や多額の寄付金で被害を受けている時に自民党は法的な対策を取るべきだった。
今統一教会と自民党の関係をマスコミ、野党が追及しているが自民党の反応が鈍い。
保守の論客の高橋洋一氏ですら統一教会の自民党への影響力は少ないと言い放っている。マスコミ、野党からの批判、攻撃に対して言い訳をしたり問題を矮小化する保守の論客がいることが大変残念だ。
多くの人々を騙し多額の寄付金を取り人生をむちゃくちゃにした旧統一教会を何らかの方法を考えて活動を停止させ解散させる努力をしないどころか、選挙を手伝ってもらい、大した影響力はないなどど言い放つ、これをまともな保守の人々が許すとでも思っているのかと言いたい。
自民党は即刻旧統一教会との関係は切るべきであり、悪徳宗教団体を取り締まる法律を国会で信教の自由との折り合いをつけるべく議論すべきではないのか。
2022年7月29日