ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

メガバンクへの株式投資

 三菱UFJ、三井住友、みずほ、の3行への株式投資はどうだろう。

 正直もう少し早く気が付けばよかったと思っている。

 ドラコの資産運用は運用先について「中国ビジネス」と「環境ビジネス」には関与しないとしている。

 もちろん今時この二つの市場と全く無関係と言うのは無理だが、できる限りこの二つの市場からは距離をおくことを方針としている。理由を含め詳細は過去のブログを参考にしてほしい。

 メガバンクがどの程度関与しているかは分からないが、事業の2割、3割を占める主たる業務ではないはずだ。

 方針に加えて投資の戦術がある。それは①みんなが振り向かないタイミングで投資をする、②ただし底力のあるところに投資する、の2点だ。

 もちろん難しいのだが、やっているうちに見つけることができる。

 友人でも家族でいいので10人に聞いてみる。10人が全員あるいは9人がそれはやめておいた方がいいとか興味がないといったようにネガティブな反応をするところを選ぶ。

 その上で底力があるのか注意深く研究する。企業ならばその会社の技術や企業文化、国であるならば経済だけでなく、文化、歴史、国民性などを見る。

 そしてみんながネガティブだが、底力があると判断したところに投資をするのだ。

 ひとつだけ例としてアメリカを挙げてみよう。

 1980年台米国は停滞していると言って良かった。失業率は高くアメリカ車は品質が悪く、街にはボロボロの車がたくさんは知っていた。日本はバブルでいつの日かアメリカを抜くのではないかとまで言われていた。

 だが米国はその時でも世界第一位の軍事経済大国であったし、技術力では断トツで会ったと言っていい。日本人の多くが米国に投資するとは考えなかったはずだ。この時に株であれ債券であれ米国に投資した人は今財産を作っているはずだ。

 同じように銀行はかつての栄光はない。1980年台銀行に勤めていれば信用もあるし見合いの話も簡単に来た時代があった。いまもいい仕事であるかもしれないが、多くの学生が避ける業界でもあるし、離職率も高いと聞く。最近は低金利で多くの地方銀行は苦しい経営をしている。

 今10人に聞けば9人ぐらいは「銀行に投資?」と首を傾けるに違いない。

 しかしバブル崩壊後銀行は合理化を続けてきた。アメリカの投資会社のような派手さはないが、十分に筋肉質になってきているのではないかと思う。実際メガバンクの配当金は4%台となっている。

 今後半年後か数年後か分からないが金利が上昇する局面になるとメガバンクは猛烈な利益を出すのではないだろうか。

 私はメガバンクへの投資がおいしいのではないかと見ている。

 

2021年12月27日

投資はご自身の判断とリスクでお願いします。