ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

人件費を絞るだけでイノベーションをしなかった経団連の無能な経営者たち

 経団連の無能な経営者たちは安っぽいん経営を続けてきた。

 会社業績をよくするために本来ならばイノベーションをして企業の製品商品の付加価値を上げないといけないのに、彼らが考えたのは人件費を絞ることだった。

 具体的には中国に進出して安い労働力を得ることだった。次に外国人労働者を技能労働者と言う名のもとに受け入れを拡大した。そして多くの日本人労働者を派遣労働者におきかえたのだ。

 人権問題で本来ならば中国から撤退しないといけない状況にあるのにそれができない。

 低賃金の外国人労働者は日本人労働者の賃金下降圧力になり、言葉や文化の壁で地方自治体や学校の負担は増え治安が悪化している。

 派遣労働者の増加は以前ならば守られていた労働者の権利が無くなっていて簡単に解雇ができるようになり社会問題となっている。

 経団連の無能な経営者たちは安い労働力を得るためにこのように社会にとって悪いことを続けてきたのだ。

 私は共産党員でもないし立憲共産党の支持者でもない。まっとうな保守中道だと自負している。だが労働賃金を下げることしか考えなかった最近の経団連の経営者たちには腹が立つ。

 おそらく自分たちが役員をしている6年~10年の間会社がうまくいけばいいという考えだったのだろう。中国に進出すれば安い労働力を得て短期的に会社の業績はよくなる、中国市場で今までの技術で作ったものを売れば短期的には売り上げを伸ばすことができる。そんな感じだったのだろう。

 本来であれば新しい技術を開発して世界を市場としなくてはいけなかったのだ。今日本ではかつてのSONYウォークマンのような発明は全く出てきていない。

 経団連の無能な経営者たちは撤退できない中国の工場、外国人労働者で混乱する地域社会、派遣労働で生まれた格差社会、を残して引退していくのだ。憤懣やるかたない。

2022年1月18日