おそらく今NHKの役員と職員は「紅白歌合戦」と「大河ドラマ」のダブルパンチで信じたくないがマットに沈む時が来たのではないかと上がらない視聴率を見ているはずだ。
昨年末の「紅白歌合戦」がずっこけたのに続いて「鎌倉殿の13人」もワースト視聴率を「韋駄天」と争ことになるかもしれない。
初回と2回目の視聴率は以下のとおりだ。
「鎌倉殿の13人」は初回視聴率は17.3%でそれ以下は「西郷どん」15.4%、「韋駄天」15.5%「花燃ゆ」16.7%、「女城主直虎」16.9%で歴代ワースト5位だった。
続いて2回目視聴率は「鎌倉殿の13人」は14.7%でそれ以下は「韋駄天」12・0%、「花燃ゆ」13.4%に続く歴代ワースト3位だった。
こもままだと「韋駄天」と最下位を争うことになるかもしれない。
NHKにとって恐ろしいことに3回目「韋駄天」は13.2%に、「花燃ゆ」も15.8%にそれぞれ上昇している。
普通は回が進むにつれて視聴率は下がる傾向がある。内容が良くてだんだん視聴率が上がることもあるようだし、成人式や統一試験の影響で3回目なのかもしれないが、2回目よりも3回目の視聴率が一時的に高くなることもあるようだ。
視聴率が上がる見込みはないわけではないが、現実を見ると3回目の視聴率が12.0%以下になると「韋駄天」を抜いてワーストワンになる。
「鎌倉殿の13人」にはあれだけの男優、女優を集め一流脚本家にやらせての低視聴率はNHKにとってショック以外の何物でもないだろう。
NHKはどうしたらいいのか分からないはずだ。
それもそのはず実際に何もできないからだ。
「鎌倉殿の13人」の主人公の北条義時のことならYOUTUBEで調べれば20分ぐらいで楽しく説明してくれる。それを見てしまうとわざわざ1年間ドラマを毎週みたいなどと私は思わない。
これからNHKはいくら視聴者の意見を聞いても、いくらいい俳優を集めても、いくらいい番組を作っても視聴率が取れなくなるだろう。
そして視聴率が低下するだけでなく、テレビを持たない人たちが増えてくる。
2021年の「紅白歌合戦」と2022年の「大河ドラマ」の失敗は自然な成り行きでNHKが壊滅に向かっている証拠だ。これからNHKの問題は受信料徴収ではなくテレビ数減少となってくるだろう。
2022年1月17日