ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

気象庁は超一流の専門家

 私は気象庁は超一流の専門家だと思う。

 その昔明日の天気は人々は分からなかった。

 大雨、雪、嵐、台風、雷、日照り、などなど未来の天気はおよそ1年が春夏秋冬で回っていることと過去の経験から予想する以上は分からなかった。

 今かなりの確率で翌日の天気は分かるようになってきた。

 気象庁が偉いのは予想が外れたら外れたといい、予想できなかった時は予想できなかたと客観的に振り返りを行うことだ。

 分からないことを分からない、予想が外れたことを外れたと正直に言うことは専門家の最も大事な資質だと考えている。 

 逆の例では尾身会長は分からないことを正直に分からないとは言わないし、予想がはずれてもは外れたことの検証をしたりしていない。専門家として失格だと私は思っている

 先日のトンガ沖の大噴火では風圧による津波が日本にやってきた。気象庁は最初津波の心配なしと発表していたが、津波が発生していることに気が付いて急遽津波警報をだした。

 このことについて気象庁は予想がつかなかった、今後予想できるようにしていきたいと正直に国民に話をしている。まったくもって専門家として尊敬に値する発言だ。

 また気象庁は専門家としての役割の範囲をきっちり守っている。気象庁は専門家として国民に警報、注意報、を出して注意喚起を行う。だが実際に判断をするのは政府、地方自治体、国民一人一人だ。

 総合的に判断するひとたち、すなわちジェネラリストである我々にできる限りの情報を与えて決断はそれぞれのジェネラリストに任せる、という専門家として大切な線引きをしている。

 この点尾身会長はオリンピックを止めるべきだとか本来ならばジェネラリストである政府が決めなくてはいけないことに口を出していた。専門家としてこの点も失格だ。

 長年専門家として着実に能力を高めてきただけでなく専門家としての気象庁の姿勢を私は尊敬している。

2022年2月14日