ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

中国は武器以外のすべてのものをロシアに渡す、やはり二正面作戦で失敗するバイデン、

 ロシアは2日で陥落させる予定だったキエフを一か月以上経ってもできず、1万人前後のロシア兵士の戦死が伝えられ明らかに苦戦している。西側諸国の連帯した強烈な経済制裁はロシア経済を破壊しつつある。

 ロシアは四面楚歌のように見えるがそれは違う。

 中国はロシアの味方だ。今マスコミは中国がロシア側に立つかアメリカなど西側諸国に立つかで微妙な立場にあるとしている。

 だがそれは全くの間違いだ。

 中国はロシアにつく。

 中国の最大の敵はアメリカであり、それはロシアのウクライナ侵攻の前でも後でも同じだ。

 もちろんアメリカなど西側諸国には表面的にはロシアに味方しないような中立の立場を取るだろう。

 だが工業製品などをロシアに輸出することを続ける。西側諸国は輸出品が民生品である限りそれに反対することはできない。

 民生品に隠れて武器も輸出されるだろう。もちろんバレた時のことを考えてミサイルや戦車を輸出することはない、だがそれ以外でロシア軍が必要とする物資については最大限輸出するはずだ。

 支払いはルーブルと元で行われる。中国はロシアに工業製品をうりロシアの原油天然ガスを買うことになる。

 これでロシアと中国は経済的に共存が成り立つ。そして西側諸国の経済制裁の効果を弱めることになる。中国は今不動産バブル崩壊で経済停滞が始まているんがロシアへの輸出需要は渡りに船で有効な景気対策になる。

 中国がロシア側に行くか西側諸国と歩調を合わせるかなどと言うバカな疑問を持たないほうがいい。

 中国は何が何でもロシアの味方をし、それはプーチン政権の延命を助けることになり、中国経済を活性化させ、中国はロシアから軍事を含める情報技術を入手することになり、ひいては台湾軍事侵攻のノウハウを得ることにもなる。

 なんども言うがロシアに戦端を開かせたバイデン政権は戦略上愚策も愚策の大失敗だった。ロシアと中国の二正面で戦うことを余儀なくされたばかりか、敵が協力し合うという最悪の結果をもたらしたのだ。

2022年3月31日