ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

羊はやっぱりうまい、肉は「羊、鶏、牛、豚」だと教えられたことがある。

 羊はやっぱりうまい、

 サラリーマン時代欧州に駐在しているときに、現地の人に肉は「羊、鶏、牛、豚」だと教えられたことがある。

 日本人だと「牛、豚、鶏」ではないだろうか、スーパーの肉売り場で100グラム当たりの価格はそうなっている。そして「羊」は日本人は普段食べないしスーパーでのあったとしても片隅に少しだけ置いてあるだけだ。

 先のブログで述べたように「三國シェフのベスト・レシピ136」のレシピ本を買って一週間に2,3種類新しいメニューを試している。

 やはり肉のメニューで一番鶏料理が多い、日本人には以外かもしれないが特にフランス人にとって鶏料理の地位は高い。

 羊はさらにその上を行く肉の王様なはずなのだが、やはり日本人向けのメニュー本なので羊のメニューは一つだけだった。

 試してみたが、本当にうまい。

 ラムチョップ、子羊の骨付き肉だ。

 ラムチョップは外側をカリッと焼き、脂身にも焼き目をつける、私は牛肉と違って火を良くいれたビアンキュイ(ウェルダン)の方が好きだ。良く焼いてある骨についた肉をしゃぶるのが旨い。その時の赤ワインが最高に美味しい。

 フレンチパセリに香辛料をまぶしたソースとのマリアージュも最高だ。

 こんな最高の肉であるにも関わらず日本では羊肉の地位は残念ながら低い。

 一説によると食料何となった戦後からオーストラリアの古い羊肉を大量に輸入し、それが臭かったために日本人に羊肉に対する拒否反応が植え付けられたらしい。

 今、日本で羊肉を好んで食べるのは北海道だけだ。

 酸っぱいワインを飲み、苦いビールを飲み、臭いチーズを食べ、きついウイスキーを飲んだ、グルメの日本人がかように美味しい羊肉を食べないわけがない。

 間違いなく近い将来日本のスーパーにはオーストラリア産だけでなく日本製の羊肉が幅を利かせて陳列され、誕生日やクリスマスには牛ステーキではなくラムチョップをたべる日本人が多くなると私は信じている。

2022年5月7日