GOTOキャンペーンほど不公平なものはない。
私はほとんど旅行に行かない。サラリーマン時代に飛行機や新幹線に良く乗っていたのでもう乗りたくないし、珍しい景色を観るならテレビやYUTUBEで十分だし、旅行に行くよりも自分の好きなスポーツをしてスーパーやデパートで美味しい物を買って食べているほうがよっぽどいい。
なのでGOTOキャンペーンは我が家には何ら恩恵がない。
我が家の場合ライフスタイルが理由で還元がないのだが、GOTO キャンペーンは旅行に行けない貧しい家庭にはなんら還元されることのない。夏休みにどこにも行けない家庭を最初に救わないといけないのに政府の肝いりは旅行に行ける比較的裕福な人たちのためだけの政策だ。
経済弱者を放置する不公平極まりない話だ。
GOTOキャンペーンから東京都を外したが、これは明らかな差別ではないのか。東京都大田区民には何ら恩恵がなく神奈川県川崎市民には恩恵がある。多摩川一つまたいでの差別にほかならない。今まで多摩川をはさんで東京都民を誇りに思っていた大田区民は今は経済的不利を負わされている。安倍首相も小池知事も同じ国民でありながら住所が違うだけでもらえるお金が違うという差別について何ら説明をしていない。
GOTOキャンペーン東京除外は明らかな差別だ。
コロナウイルスで苦しんでいるのは旅行会社だけでない。経済成長はマイナスになり多くの日本人が経済的に苦しんでいる中で旅行業界だけ、旅行が好きな人だけ、旅行ができる人だけ、東京以外の日本人だけ、の政策は不公平極まりなくさっさと止めるべきだ。
その代わりに経済弱者の負担感が大きい消費税を減税すべきだ。これなら経済弱者を始め企業や国民が平等に恩恵を受けることができる。
それなのに自民党も野党も何ら消費税減税について話をしない。イギリスではすでに大胆な付加価値税減税を決めているのに、日本政府も国会もこの難局を消費税減税なしで乗り越えられると思っているところが財務省の奴隷というかお花畑で甘すぎる。
２０２０年７月２５日
