ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

虎ノ門ニュース視聴者が頭打ちになっている理由

 虎ノ門ニュースが100万人登録を前に視聴者数が頭打ちになっていると聞いた。

 保守中道の論客が月曜日から金曜日まで5日間ニュースとともに解説をしてくれる。  

 モリカケ問題では野党と一緒に政府を責め、コロナでは政府といっしょに危機感を煽るばかりの地上波のニュースやワイドショーと比べてみると、虎ノ門ニュースは格段に質が高い。

 また地上波はリベラルを通りこした左翼系のコメンテーターとか、他の出演者を挑発してかき回す橋下徹氏とかではなく、虎ノ門ニュースの出演者はまともな保守中道ばかりだ。

 だが虎ノ門ニュースの視聴者が減っていると聞き、実は私もこの2ヶ月程度視聴する機会が少なくなっていた。

 その理由を考えてみたのだが、それはウクライナ問題で出演者の皆さんがテレビのワイドショーとあまり変わらない発言をしているからだと気が付いた。

 虎ノ門ニュースでは地上波と同じで、ロシアのウクライナ侵攻は許されるべきでなく、ロシア軍の虐殺行為は論外であり、すぐに撤退すべきだ、ということの繰り返しになっている。地上波と内容は変わらない。さらに地上波と同じくウクライナ軍が反撃するのを応援している。

 それで何が悪いと思われるかもしれない。

 虎ノ門ニュースに解説してもらいたいことはいくつもある。

1.ロシアが言うアゾフ大隊など極右集団がウクライナ国内で何をしていたのか。

2.2014年ウクライナ暴力革命はアメリカが後押ししていたのではないのか。

3.プーチン支持率80%以上が欺瞞であればジレンスキー80%も同じではないか。

4.バイデンとその息子はウクライナで何をしていたのか。

5.安倍政権の時に関係が深まったのに大国インドが制裁に加わらないのはなぜか。

6.そのほか中近東、東南アジア、の多くの諸国は制裁にどうして加わらないのか。

7.ロシアが元の国境線に戻ってウクライナ領ロシア人の安全はどうなるのか。

8.戦争前に欧州がウクライナNATO入りを拒んだ背景はなにか。

9.プーチンが戦争始めた「真の理由」はなんなのか。

10.戦争を止める方法。

 出演者の皆さんが指摘されるように虎ノ門ニュースの視聴者は質が高い。地上波と同じようなコメントではみんな視聴しなくなるのは当たりまえだ。

 付け加えになるが、ウクライナ戦争の前2014年まで選挙で選ばれたロシア派の大統領がいた。つまりウクライナ人の半分以上は親ロシア派だったのだ。ならばゲストは反ロシア派のひとだけでなく親ロシアの人もだすべきだと考える。

 このような発言をすると「陰謀論」だとかロシアの肩を持つとかいう批判をする人がいるが、それは違う。今こそ戦争の背景を深く世間に知らしめることが重要でそれが一番重要な10.戦争を止める方法、に繋がることになる。

2022年5月6日