ドラコの資産運用 織田俊夫

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羊はやっぱりうまい、だが北海道にジンギスカンはあるのに羊はいない。

 北海道にジンギスカンはあるのに羊はいない。

 私は北海道に出張に行った際に札幌空港でお土産にラムチョップ(骨付き羊肉)を買おうと探したがなかった。空港の北海道食品売り場で聞いたところ、ジンギスカンの肉はほとんどがオーストラリアからの輸入とのことだった。

 短期間だから見つからなかったのかもしれないが、札幌の街にジンギスカンの店は沢山あったがラムショップを美味しく焼いてくれる店はみつからなかった。

 調べてみると昔北海道では牛、豚、鶏と同じく羊を生産していたそうだ。だが戦後食糧難の際にオーストラリアから大量の古い羊肉が輸入されたものが日本中に出回り、大不評であったために羊の牧畜は辞めてしまったそうだ。

 5月7日ブログ「羊はやっぱりうまい、肉は「羊、鶏、牛、豚」だと教えられたことがある」でヨーロッパでは羊は高級肉のイメージがあることを述べた。 

 羊の料理の仕方はジンギスカンだけではない。

 我が家ではスーパーの片隅にあるラムチョップやもも肉を買ってきて、適当にハーブや香辛料をまぶして焼いて食べる。誕生日などのメニューになっている。

 フランス料理には美味しい羊のメニューが一杯ある。赤ワインと一緒に頂くのは最高だ。牛のフィレ肉以上に美味しいと言っていい。

 帰国子女の長女が友人の家のお母さんからお肉は何が好きなの?と聞かれて、羊と答えたそうだ。

 その時にそのお母さんからは「ジンギスカンが好きなんだ」と言われて、長女はちょっと違うけどまあいいかと思って説明しなかったそうだ。月に一回以上羊を食べている我が家のような家は珍しい。

 新鮮な羊とはいっても牛、豚、鶏にくらべると確かに慣れていないとクセがある匂いがあるかもしれない。

 だがいつの間にかブルーチーズを美味しいと言って食べ、酸っぱいワインを平気で飲むようになった日本人だ。すぐに羊に慣れその旨味にはまり込むはずだ。 

 ぜひとも北海道の農家さんは美味しい日本産の羊を生産してほしいものだ。

2022年5月20日