ドラコの資産運用 織田俊夫

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岸田首相が突然防衛費増額を決めた背景

 みんなの意見を聞くのが岸田首相の持ち味だと自ら言っていたのに、突然岸田首相が防衛費増額を発表した。

 しかし今回の防衛費増額は自民党議員のコンセンサスを取っていなかったし、高市氏を聞かずに蚊帳の外において独断で決めたようだ。

 岸田首相は人の意見を聞くと言っていたが、それは自分の考えがなく人の意見の総和でしか物事が決められなかったのだ。

 岸田首相は核拡散防止に熱心だったし、どちらかと言うと軍備拡大には消極的だった。

 そんなお方が突然ほぼ独断と言っていい決断をした。

 マスコミはどうしてそんな決断をしたのか想像もしていない。

 簡単なことだ。

 アメリカから圧力をかけられたということだ。そして中国政府に脅されたのだ。

 私の想像は以下のようなストーリーだ。

 支持率が低迷している岸田首相は次回の日米首脳会談を挽回策として考えた。

 次回の日米首脳会談はけんもほろろアメリカ側から否定され、やることをやれ、やったら会談に応じてやると言われたのだと思う。

 アメリカは日本の防衛政策に疑問を投げかけられつ、さらに防衛費について厳しい要求があったに違いない。

 防衛費増額はやらないといけないにしてももう少し議論を重ねるべきだったにも関わらず次回の日米首脳会談を実現したくて独断で決めてしまったのだと考える。

 当然財務省は猛反対しただろう。全額国債でやることもあり得ると言えばいいものを経済オンチでかつ東大コンプレックスがあるから財務省の言う増税を簡単に受け入れてしまったのだ。

新聞記者ももう少しまともな質問ができないのだろうか。

「総理は人の意見を聞くのが持ち味と言っていましたが、自民党議員のコンセンサスも高市氏の意見も聞いておられない。アメリカの圧力で決めたのですか?」

ぐらいの質問はしてほしい。

2022年12月14日