先日たまたまユーチューブで日本海軍の軍艦シリーズをやっているのを観た。
昔、日本海軍の軍艦や戦闘機のプラモデルをよく作っていた。
図書館で戦記物を借りて来て第二次大戦関連を読み漁っていた。
1941年12月日本は航空機で真珠湾攻撃を行い大戦果となる、しかし当時重要性を増していた航空母艦は留守で破壊することができなかった。
航空母艦は翌日パールハーバーに戻ってきた。1日違えば日本は本当の意味で致命的な打撃を与え、アメリカは少なくとも1年反攻できず、その後のアメリカが勝利したミッドウェイ海戦は成立しなかっただろう。
戦況が反転するミッドウェイ海戦において日本の索敵が不十分だったとか判断ミスがあったと後日言われているが、それは不当な評価だと思う。
日本海軍は索敵(偵察)を行っていた。丸いケーキを12等分した切り口の中心を自軍とすると複数の索敵機を切り口に沿って飛ばしていた。しかしたまたま一機が不具合で飛ばすことができなかったのだ。アメリカ軍はまさにそのケーキの切れ端にいたのだ。
歴史にもしはないと言われるが、その索敵機が飛んでいれば当時の日本海軍の練度からすれば少なくとも引き分けだっただろう。
もちろんアメリカは世界ダントツの工業力をもつ超大国で日本が勝利したとは思えない。だがいずれかで運が日本側にあったらアメリカが妥協して和平という事もあったかもしれない。
最近こどもたちが仕事を任されたり、家庭を持ったり、するようになってそろそろ不動産を買うと言って相談にくる。
私は友人たちの話をする。
バブルの最終局面でマンションを買って一生大きなローンを払い続けた人がいる。一方でその時会社が面白くなくどん底でマンションなど買う心の余裕がなかった人がバブル崩壊後不動産を買ってローンを払い済みの人がいる。
正直不動産は国に例えれば真珠湾攻撃やミッドウェイ開戦のような大博打だ。そして運が大きく影響をする。
「ノウハウは教える、だが不動産は博打だ、だから自分で決めろ。」とこどもたちには言っている。
この歳になって人生も国の歴史も運に左右されているとしみじみ思っている。
2023年9月21日