4,5年前に不動産コンサルタントをしようと、講習会、ユーチューブ、本の出版などの準備をやったが途中で止めてしまった。
一棟ものの不動産経営については当時、講習会、ユーチューブ、本はよくできたものがあって自分たちのコンサルが特に際立って差別化できているわけではなく、また集まったみんなが好きなことを言ってまとまらなかったということもあった。
だが止めた一番の理由は他にあった。不動産で成功するために大事なことは極めて単純な事が分かったからだ。コンサルをするほどのことでもないのだ。そしてその単純なことはもしかすると教えられないことでもあった。
それは、不動産を始める時期さえ間違わなければ成功する、という事だ。
そして、その時期に投資できる人は天性の素質か運がある、と言う事だ。
コンサルプロジェクトのメンバーもそうだったが、不動産賃貸業でそこそこ成功している人は1990年代バブルが崩壊する中で不動産を買った人たち、1999年のアジア通貨危機の時に思い切って投資した人たち、あるいは2010年前後民主党暗黒時代に何も分からず一棟アパートを買った人たちだ。
景気のいい時に最初の投資をした人はいなかった。みんな賃貸物件が値上がりしている時、高止まりしている時に、買う人たちは当然採算は苦しく成功しない。
だいたいほとんどの人は景気のいい時に最初に不動産を買おうとする。今は値段が高いからもう少し様子を見て値段の下がったところでと言われて待つ人はいない。
逆に景気の悪い時に最初の投資をする人は少ない。そんな時に最初の投資をするのは精神的に大変だし勇気がいる。
たまたま運よく景気の悪い時に不動産投資をしようと思った人、そして周りの不景気など気にせずに思い切って投資をした人が成功している。
不動産投資の基本はこれが重要でそれ以上でもそれ以下でもない。あとのノウハウは
枝葉末節で不動産投資本を数冊読めば事足りると思う。
2023年9月20日