ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

日大麻薬被告学生「副学長がもみ消しをしてくれると思った」は本当にそう思っていたのだろう。

 麻薬が見つかって副学長がそれを保管した時に「副学長がもみ消してくれると思った。」と麻薬被告学生が裁判で証言した。

 副学長は元検事らしいがそのように思われていたと言うのは日本の警察司法界も地に落ちたものだ。裁判所でそんな証言を行うのであるから本気でもみ消ししてくれると被告の学生は期待していたのだ。

 もみ消しを期待したのは被告学生だけでなく日大も同じだったのではないか。

 日大が検察OBを副学長にしたのは、日大の遵法を行うためでなく日大が警察などの司法とのつながりを持って隠蔽も含めてうまく立ち回る、そんな役割を期待してのものだったと言われてもしようがない。

 自首するかは本人の意思に任せるために12日間待った。常識のある日本人管理者であれば、麻薬が見つかったらその場で本人を呼びだし個室で自首するかどうか決めさせ自首するしないのいずれでも即刻警察に連絡する、だろう。

 もみ消ししてくれるかもしれないと被告学生が思った理由に副学長がいままでもみ消しを実際にやっていたこともあるからだろう。

 今回と同じように麻薬だったかもしれないし、寮での先輩から後輩への暴力、未成年飲酒、飲酒運転、など麻薬以外の犯罪も扱っていたはずだ。普段は無視し、逮捕者が出たり保護者からクレームが来ると穏便にという事で今までもみ消しをしていたと疑う。

 副学長はもみ消し屋として日大で都合のいい役割をになってくれる人物であったのだろう。

 林真理子理事長が副学長を辞めさせて訴えられているが無理やり止めさせたのは正しい。解雇するのは雇用者も命がけでやるもので少々の返り血は浴びるものだ。

2023年12月4日