私は小学校の頃偉人伝記のナポレオンを読んだことがある。
コルシカ島に生まれフランスの兵学校で優秀な成績で卒業し出世し王党派を打ち負かしクーデターを起こし次々に対外戦争に勝って皇帝にまで上り詰める。
ジョセフィーヌと結婚するがこどもが出来なくて離婚し再婚をする。
最後はロシア遠征で敗北しエルバ島にながされる。再度本国に戻るがワーテルローの戦いで敗れセントヘレナ島に流されそこで一生を終える。
熱い大変な一生だとこども心に衝撃を受けながら読んだ。
まさにその伝記をもう一度スペクタクル画像で見せてくれた。
戦闘シーンはCGも使っているのだろうが、どれだけ多くの人員を使ったのかと思う壮絶なものだ。
当時の兵士は甲冑を着ておらず軍服にサーベル、槍、または銃といういでたちだ。それで連帯を組んで敵に向かっていくが、敵が発砲すればたちまち死人がでる。よくもそんな戦術を取っていたものだと思う。
日本が江戸時代真っただ中だった1800年に今のパリの姿はおよそ出来上がっていたことが驚きだ。宮殿や調度品そこで行われる儀式や食事風景も豪華だ。
ナポレオンは戦争の天才あり政治においても卓越した能力を持っていたが、いっぽうでジョセフィーヌには猛烈な片思いをしている。小学生向けの伝記には描いていなかったが、つかみきれない年上の女性へのナポレオンへの想いが人間臭い。
1989年フランス革命で国王を退けギロチンにかけて王制を廃止した共和政府がどうしてナポレオンを再び皇帝(国王)にしたのかもう少し調べてみようと思う。
結局のところフランス革命はロシアなどの共産革命と同じく国王を追放し、その後の権力者が再び独裁者になるのと同じことかなと思っている。
一部の学者が言うフランス革命は共産主義革命と同じだったという意見に私は興味がある。マルクス「資本論」の前だから共産主義革命といわれていないだけかもしれない。
2023年12月6日