ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ウクライナの敗北を受け入れられない人々

 勝手な希望や邪悪な欲望をもとに現実を無視して稚拙な未来を予想して、それが外れたことを受け入れられずに反省することなく思考を止めるか狂気となっている人たちがいる。

 今ウクライナは負けている。

 こんな明快な事実を「不利」になっているというように言葉を置き換えて誤魔化している。

 2年前ウクライナの勝利を予想していた諸君に言ってやろう、「ウクライナは負けている、そして下手をすれば2024年の間に総崩れになることさえある、停戦をするにしてもロシアが占領した5州を手放すという大幅に譲歩した不利な停戦しかできない。」

 2014年ウクライナで暴力革命を扇動しアメリカ側の政権を後押しした米国務省ビクトリア・ヌーランド氏が辞任した。

 いろんな憶測がなされているが、彼女が推し進めていたロシアを分裂崩壊させるという企てがウクライナの敗色が明らかになったことで挫折したことが辞任の理由であることは明らかだ。

 彼女のようなネオコン民主党NATO諸国、軍需産業アメリカとそれに追随する日本のマスメディア、は戦争を遂行しウクライナの勝利を繰り返し言ってきた。だが頓挫した。

 ウクライナは反転攻勢で勝つと繰り返し言ってきた彼らはこの事実をどう説明するのだろうか。

 全力で言い訳や反省をしない方法を考えているのだろう。あるいは事実を認めたくなくて気が狂いだしているようだ。

 マクロン大統領はフランス軍ウクライナ派兵を口に出したし、ドイツ軍がミサイルでクリミア大橋を爆破することを内部で言っていたことが盗聴された。いずれもNATOとロシアの全面戦争、すなわち第三次世界大戦になることを言っているのだ。正気の沙汰とは思えない。

 ウクライナの敗北を受け入れたくない人たちに同じような不愉快な未来がもう一つ待っている。それはトランプ氏が大統領に再選されることだ。

 ウクライナの敗北とトランプ氏の再選という事実を彼らはどう消化していくのか興味を持って見ることにしたい。。

2024年3月13日