ダボス会議でフィリピン代表はウクライナが勝利するまで徹底的に支援すると演説した。
公式の場での西側諸国の発言はすべて戦争継続だ。だれも即時停戦を言わない。
憲法九条を絶対視する日本の護憲左派左翼からも即時停戦の声は聞こえてこない。自衛隊に反対しともかく戦争はいけないと繰り返し言っている共産党、社民党、立憲民主党、からも即時停戦と言う言葉はない。
戦争は絶対ダメだ、攻めても攻められてもだめだ、何事も話合いで解決と言っている彼らの普段の論理からすればともかく停戦、その上で議論して投票で決める、というのが筋なのにそんな話は左派左翼から出てこない。
自衛隊反対とかなんでも話合いという主張は現実的でなく賛同できないが、彼らの戦争を絶対やめさせないといけないと言う気持ちは先の戦争で多大な犠牲を出した日本にとって大切だし理解できる。
今日もウクライナ国民は傷つき死んで行っている。なのに西側諸国の人達は日本の左派左翼も含めて戦争を継続を願っているというのは私には異常にしか見えない。
レオパルド戦車をウクライナに出せとドイツは他のNATO諸国から圧力を掛けられているがドイツがこの踏み絵を踏んでしまうと戦争はさらに熾烈な戦いになる。
キッシンジャーが言っているように、イーロンマスクが言っているように、まずは停戦をし、ロシア軍は撤退をし、ロシアに併合された4州とクリミア州の合計5州の帰属についてもう一度国民投票を国連の監視下で行う、が解決策だ。
これは唯一の解決方法であり、かつもっとも平和的で民主的なやり方だ。
そしておそらくプーチン大統領もこれに近い停戦案を出しているはずだ。
だがそれはバイデン大統領、ジレンスキーには決してに受け入れられない提案だ。なぜならロシアが併合した5州はロシア人が多数を占めていて、それは二人にとってとんでもない不都合な真実なのだ。
この事実に向かい合わない二人がいる限りウクライナの悲劇はつづくことになる。
2023年1月25日