ドラコの資産運用 織田俊夫

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ウクライナ戦争をあらためて予想する。2023年12月17日

 ウクライナ戦争が始まって1年目の2023年2月24日に4つの予想をした。そして8月に捕捉の4つの予想をした。その後予想が当たったかのレビューを何度かしている。8つの予想はすべて当たっていると言っていいだろう。

 次の1年も引き続き8つの予想通りにウクライナ戦争は進んでいくだろう。

 今回一つ予想を加えたい。

 

予想9:ウクライナは総崩れになる可能性がある。

 今西側は戦争は「膠着」と言っているが実態はウクライナが不利、ロシアが有利な状態だ。

 ロシアが有利なのに大規模な侵攻をしないのはさらなる領土支配が外交軍事的利益にならないからであり一方で侵攻はそれなりの損失を被るからだ。また攻め込んでもその地域は農地がほとんどでありすでに占領した5州と違ってウクライナ人が多数で統治しずらい。つまり割に合わないのだ。

 しかし今後停戦交渉となるとこれが変わってくる。ロシアにとって支配地を広げることは停戦条件を有利に進めるという外交目的がでてくる。首都のキエフ、主要港のオデッサを脅かし攻略するだろう。

 またすでにアメリカの軍事支援が減っておりウクライナ軍は弱体化しつつある。ロシア軍の大規模な軍事作戦の損害は低下しコストが下がる。

 ベトナム戦争ではアメリカが撤退して2年後南ベトナムは崩壊した。アフガン戦争ではアメリカ軍撤退と同時に親アメリカ政権の大統領は亡命しタリバンが政権を握った。アメリカが手を引くと支援していた政府が一気に総崩れになっている。

 2024年ウクライナアメリカが停戦の姿勢を見せるとロシアが大規模攻勢をかける可能性は高い。その時ウクライナ軍は総崩れになる。

 

さて過去の予想を記載しておく:

2023年2月24日頃の予想:

 

1.ウクライナは負ける:

ウクライナは負けるだろう。

ウクライナが負けるとはロシアが東部4州とクリミアを完全制圧するということだ。

一部詳細省略(ブログ2023年2月23日参照)

ウクライナが敗北するので以下2,3,4、の可能性がある。

 

2.アメリカ、ウクライナは奇策に出る:詳細省略

 

3.2025年初めまで戦争は続く:2024年末共和党の大統領が当選したら平和が見えてくることになる。詳細省略

 

4.突然のウクライナ敗北の停戦はあり得る:だがこの戦争でロシアを弱体化したり分裂させることができないとバイデン政権が諦めたら停戦となるだろう。その場合ウクライナが大幅譲歩しロシアの要求をほとんど吞むことになる。

 

2023年8月頃の予想:

予想5.ロシアは分割されることはない

予想6.ウクライナは半永久的に経済発展できない。

予想7.NATO軍の弱さが暴露される。

予想8.占領された5州は完全にロシア領となる。

2023年12月17日