ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

停戦へのシナリオはできている。

 ウクライナのクリミア大橋破壊は失敗した。列車の燃料、トラックの爆薬、橋梁に仕掛けられた爆薬、が同時に爆発せず橋は一部崩落のみで14時間後には一部通行が再開したらしい。

 これに対してロシアはウクライナ各所の発電所などの設備にミサイル攻撃を加えてた。外れたミサイルが市街地に落ち西側では何度もそれを報道しているが、ほとんどのミサイルは目標に当たり、ウクライナ全土の半分が停電しているらしい。

 これが事実であればウクライナはこれ以上テロ活動のようなロシア設備への攻撃はできなくなる。やったら発電設備にさらに反撃を受けウクライナ人は冬に完全に凍えることになるからだ。

 冬が来るまでにロシアが占領した4州を完全に奪還することは兵力武器が足りない、ロシア設備への攻撃もできない、となるとこのまま膠着状態がつづくことになる。

 冬の間にNATOの足並みが乱れるだろう。ドイツ、イタリア、ハンガリーが冬のエネルギー危機、国民生活の圧迫、に耐えられるかにかかっている。

 ウクライナの平和はそこまで来ている。ドイツ、イタリア、ハンガリーなどの国がアメリカの圧力を跳ね飛ばして、ジレンスキーに妥協を迫るかだ。

 などと言うとプーチンの味方、ロシアの味方、と言われるかもしれない。そんなことを言う人に質問したい、あなたの和平案を示してくださいと。

 もしかするとへばっているロシアと徹底的に戦えと言うかもしれない。しかしウクライナに4州を奪還させてもそこはロシア人ばかりの地域。今までのようにウクライナ語だけの教育と社会を強制し弾圧するか、それとも何万人もの命を犠牲にして得た4州にロシア人の自治を与えるのか。

  プーチンが示している和平案こそウクライナにとってもベストであることは明らかだ。都合の悪いのはアメリカだけだ。

 今左翼も含めて即時停戦を主張する人たちが姿を消した。今の状態で即時停戦するのが一番いい。

2022年10月15日