ドラコの資産運用 織田俊夫

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モスクワISテロにウクライナが関与していないは本当か?その4 アメリカはなぜ知っていた?

 アメリカ中露大使はロシアに大規模テロの可能性があると警告していたのにロシアはそれを無視したとしてプーチン政権の失態だとした。

 だがおかしな話だ。どうしてアメリカはテロを知っていたのだろう。

 可能性の一つはアメリカがISと密接な関係にあったから、もう一つはアメリカがISを盗聴などして情報を得ていたから、の二つだ。

 次の疑問はテロの可能性を知ったアメリカは①やめさせようとした②放置した③支援した、のどれかだ。

 その内アメリカがウクライナ戦争で敵となったロシアに対するテロを本気でやめさえようとしたとは考えにくい。

 つまりアメリカは何らかの方法でテロを知ったが見て見ぬふりをしたか支援したかのどちらかだ。

 西側の敵国ロシアとはいえテロの発生を放置したり支援したりしたことが明らかになれば世界から批難されることになる。  

 見て見ぬふりをしたか支援したかを隠すためにアメリカはロシアに中途半端な警告をしたと疑われる。

 国のトップにあるプーチン大統領の所にはいろんな情報が来てその真偽を判断しないといけない。

 実際にはアメリカの警告をもとにロシアはテロの前に2日ほど警戒を呼び掛けていた。その10日後にテロは発生した。

 アメリカの警告にテロの日時が明確に書いていたとすればロシアはその日時が過ぎれば偽情報だと判断し油断していたはずだ。ロシアとしては敵国ウクライナの背後にいるアメリカの情報なのでそもそも半分信用していなかった。日時を過ぎて事なきを終えて偽情報と判断したのだろう。

 アメリカの警告にテロの日時が記載されていたことすればアメリカの警告はむしろロシアを油断させテロを容易にしたことになる。

 アメリカがこのように日時の指定を意図的やったかどうかはわからない、だが意図的だとしたら相当巧妙なやり口だ。

2024年4月3日