ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ボリス・ジョンソンよ、21世紀のチャーチルになれ!

 昨日2019年12月12日英国民はついに決断した。

 迷いに迷った問題に総選挙で保守党に絶対的過半数を与えることでEU離脱に決着をつけた。

 先のブログ「英国は迷う、迷いに迷って正しい決断をする」で述べた英国のEU離脱予想は自画自賛になるが100%当たった。

  そのブログで述べたように映画「ウィストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」において第二次大戦開戦中ナチスドイツ軍がパリを陥落させた段階でも、英国議会はナチスドイツとの融和派と戦争派に分かれて議論をしていて、なんと強硬なチャーチルまでも迷っていた。
 最終的にチャーチルは全面戦争を決断し英国本土防衛で勝ち、これが転換点となりナチスドイツへの反撃を開始した。

 EUとの融和的離脱を考えてたメイ首相がナチスに融和的だったチャーチルの前の首相チェンバレンのようで、EU離脱急先鋒のジョンソン新首相はチャーチルのようだ。

 平和主義のEUナチスドイツに比喩するとEUが怒ると思うしメイ首相にも気の毒な気もするが、イギリスは欧州大陸と対立してきた歴史を忘れてはならない。その対立の相手は中世においてはスペイン、オランダ、フランスであり、近代においてはドイツだ。

 第一次大戦、第二次大戦の敗戦国のドイツが今EUを利用して完全に復活している。(ドイツについては別のブログで述べるが)一方でイギリスは第二次大戦後植民地をほとんど失い、EUの重要国ではあるものの明らかにドイツに差を付けられている。


 いまこそイギリスはドイツから独立すべき時だ。イギリスは米国、豪州、インド、カナダ、などの旧大英帝国の国々に日本を加えた経済的、文化的な連携を深めればEU離脱のマイナス面を十分補うことができるはずだ。

 
 今後EUを離脱する国、あるいは離脱を模索する、国の内部で意見が二分する国が増えてくるだろう。そしてEUは力を無くしていく。先のブログで予想したように将来振り返れば「英国が最初にEUを離脱した国」ということになるのだ。

 

2019年12月12日

(英国と旧大英帝国諸国、米国、豪州、インド、カナダ、と日本にとって明るい材料で これらの国々への投資は前向きでいいと考えます。)

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