ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

2019年トランプがCO2削減最高の貢献者、環境少女グレタではない。

 2019年の顔としてTIME誌は環境少女グレタを選んだ。

 だがこれは大間違いだ。2019年CO2削減にもっとも貢献したのは環境少女グレタが嫌うなんとトランプ大統領だ。 

 トランプ大統領はCO2世界最大排出国である中国に対して経済制裁を加えた、この制裁によって中国は1%前後経済成長を抑制されたはずである。

 経済成長が抑圧されればCO2の削減はほぼ比例して抑圧される。経済成長が鈍れば中国国民の収入は減る、暖房の石炭消費を減らすし中国人の好きな豚肉などのCO2を人間と同じぐらい排出している家畜の肉の消費も減る。結果として経済抑制とほぼ比例してCO2排出は抑制される。

 米国が中国に経済制裁をさらに加え中国成長率をゼロにすればCO2排出は増えない。環境少女グレタが心配する30年後の世界のCO2排出問題の半分は解決できる。

 環境少女グレタがやったことは何もない。大人たちを捕まえてヒステリックに何もしていないと叫んだだけだと非難されている。CO2を削減しようとすれば中国、インドの成長を抑えなくてはいけない。中国、インドが今後CO2を増やさずに成長することは実質不可能だ。 

 先に先進国になった米国などの国々とこれから成長してCO2排出をどんどん増やしていく中国やインドなどの国々との平等性を議論しているわけでそこが簡単に解決できないのだ。

 立派なことを言って何も解決しない、という点については環境少女グレタはオバマ前大統領と同じだ。核の廃絶を演説したが結局何も起こらなかった。しかも彼の世界の警察から米国が手を引くと言ったことはその後中国共産党の台頭や中近東の不安定化を導いた。さすがにノーベル財団オバマ大統領平和賞授与の失敗に気づき環境少女グレタには授与させなかったのだろう。

 TIME誌は品格ある文章とバランスの取れた記事で知識人のクオリティーペーパーとして長く読者を得てきた。ただ最近のTIME誌は環境問題についてはかなり偏った記事が多いと私は感じている。

 「2019年CO2削減に一番貢献したトランプ」、TIME誌にはこれを表紙としてもらいたかったものだ。