京都の不動産を見にいった。
規制で外観は木造の町屋のようにデザインされているが鉄筋造りになっている、よく見ると京都にはそんな建物が多く、ミニチュアの大阪城が並んでいるようだ。
現代的とも伝統的とも言えない中途半端で滑稽な建物が並んでいる。
京都は伝統にこだわり過ぎてるのではないか。京都タワーや巨大な京都駅ビルのような破壊力あるもの作っていったほうがいい。
「京都タワーから見る景色が一番きれい」という冗談がある。京都の風景に合わない不細工なデザインの京都タワーがその展望台からは見えない、というのが意味だ。
だが私は違うと思う、むしろ京都タワーから見るその景色は衰退そのものだ。 京都は1000年かけた経済と文化を1000年かけて少しづつ失っているように見える。
東京、パリ、ロンドン、と違い首都でないのでしょうがないからかエネルギーが感じられない。
鰊そば、鱧、焼きもち、いずれも旨い、京都の秋の紅葉はやっぱり美しい、京都の歴史に他の日本の街はかなわない。だが私が40年間京都を素通りしていた理由は京都にあるような気がする。
京都の不動産は規制が厳しく供給が少なく値崩れしにくい、しかしすでに利回りは下がっており投資しても投資資金の回収には時間がかかる。街は魅力的だが東京のような成エネルギーが見えない。
投資はご自身の判断と責任でお願いします。
2020年4月15日