ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

不動産コンサルタントを止めた理由、その2 プリンスホテルは本当にプリンスホテルだった。

 先のブログで不動産投資で成功するかどうかは買う時期で決まると述べた。最低限の知識が必要ではあるが、良い時期に買えば成功は決まったようなものだとした。

 先日西武グループの創設者、堤康二郎氏の半生をまとめたユーチューブを見ていた。彼は滋賀県の農家の出身だが一代で西武グループを築き上げる。

 若い頃はいろんな仕事をするが、最初肥料の大成功をし、その後鉄道、ホテル、不動産、製紙業、などの事業を展開していく。

 また別の所で話をするがあちらの方はだいぶん元気だったようで妾がいっぱいいてこどもは100人いたのではないかと噂させれている。

 事業はその中の堤清次氏と堤義明氏が主な事業を引き継いだ。

 義明氏が引き継いだプリンスホテルはもともと軽井沢や箱根で宿泊業をしていたが、戦後のドサクサに急成長した。

 戦後法律が改められて皇族や華族が所有する土地建物に固定資産税を掛けれれることになり、膨大な税金を払わないといけないようになった。所有することが困難になったた不動産を西武に大挙して売り払ったのだ。その中には広大な土地に立派な庭や建物があるものがあり西武はそのまま少しの改良でホテルとして営業を行ったのだ。

 その皇族、華族が所有していたことから”プリンス”と言う名前を付けたそうだ。

 多くの皇族、すべての華族は戦後、皇族、華族の戸籍上の地位を失うだけでなく資産も売り払わざるを得なかったのだ。売り手が泣く、買い手は喜ぶ、という状況だ。

 不動産は安い時に買うのが基本中の基本としたが、西武帝国ともいえる財閥築いた歴史にやはり安い時に不動産を買ったと言う事実があるのだ。

2023年9月30日