ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

選抜高校野球もオリンピックも分からないことだらけ

 まったくもって分からない、選抜高校野球もオリンピックも分からないことだらけだ。常識をもって考えると理解に苦しむことばかりだ。

 そもそも私は高校野球とオリンピックにほとんど興味がない。海外生活が長くオリンピックはNHK海外放送受信料が高くて払わなかった。日本選手の活躍は日本の放送でないと分からない、日本から出張者が来てオリンピックの日本選手の活躍の話題になるとよくわからなかった。

 高校野球は見ているだけで夏は暑そうだし、最近は忙しく試合時間が長いので野球そのものを見なくなってしまった。

 なので文句を言う立場ではないのかもしれないが、こういうスポーツの運営組織と言うのは理解に苦しむことばかりだ。

 春の選抜高校野球は中止になったがその代わりに各学校1試合を秋にやるらしい。なんで全部やらないのだろうか。出場校は32校で1試合づつやると32校÷2校=16試合になる。

 もし決勝戦までやると、さらに多くの試合をやらないといけないように思うが一回戦から決勝戦まで全部で31試合で済む。

 トーナメント方式の場合1試合で1校づつ敗戦して脱落していく、32校が1校まで減るには31試合やればいいことになる。どんな組み合わせであってもトーナメント方式ではこの計算が当てはまる。もし出場校が50校ならば49試合が決勝戦までの試合数になる。これは私立中学入試でよく出る問題だ。

 31試合のうちなぜ半分の16試合だけやるのだろうか。16試合やるのも31試合やるもの感染リスクは変わらないと思うのだが。そもそもスポーツの世界は勝負を決めないといけないわけで優勝者を決めない大会をする意味がない。あと15試合をどうしてやらないのかさっぱり分からない。

 それとコロナウイルスで2か月学校を休みにしただけで9月入学など検討するのだからあの灼熱の太陽の下、劣悪な環境でやっている夏の高校野球をこの機会に10月開催に変更したほうがいい。

 オリンピックを簡素なものにしたいと小池知事が言い出している。何をもって簡素と言うのだろうか。

 おそらく豊洲問題でかき回して3000億円、今回のコロナウイルス問題でもバラマキで6000億円、今東京都には500億円しか残っていないのでなんとか費用を削減したいのだろう。

 だが金をかけたくないのであればまずバッハ会長が報酬を返上すべきだし、小池知事も知事報酬を返上すべきだ。

 もしかしてボランティアを使って安くつけようと考えているのではあるまいか。人の好意を利用してオリンピックという実質営利団体の運営を行っている。

 オリンピックで儲けている人間がいるのにボランティアに参加する人たちの気がしれない。人の好意を利用するIOCもひどいものだが、ただで働こうという人の気がしれない。私にはオリンピックボランティアはギリシャ時代の奴隷のように利用されているだけなのだが。ただで働くなら貧しい人たちのためのボランティアをやるべきだ。

 簡素なオリンピックというのはボランティアを使って安くつけて自分たちの報酬には手を付けないということにしか私には聞こえない。

2020年6月11日