ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

香港人よ雨傘で革命ができるのか?は残念ながら当たってしまったのか。

 私のブログはもうすぐ100回連続になるがその中で一番悲しいのは「香港人よ雨傘で革命ができるのか?」(4月19日)だ。最近のマスコミ報道では残念ながら予想が当たりつつある。

 世界各国は民主主義を得るのに歴史の中で多くの血を流してきた。

 香港も例外ではないはずだ、平和的なデモで民主化は不可能だとブログで書いた。血が流れることを考えるのは辛いし、平和裏に物事を解決しようとしている香港人に銃を持て!血を流して自由を得るのだ!と言うことはできない。

 だから香港は民主主義は得られない、ましてや人権抑圧を何とも思わない中国共産党に平和なデモが通じる訳がない、だから香港は共産化する、ということを予想したことが悲しかった。そして今それは現実となっている。

 香港からは多くの人が逃げている。人が逃げ出したのは1997年の香港返還以前からだ。当時中国は香港の自治を約束していたが共産党の言うことを信用できない人たちは香港返還前からイギリスなどに移住していた。

 お金のある人から香港を捨てている。私の友人家族も20年前にイギリス国籍を取ってイギリスに住みこどもはイギリスで教育を受け、本人は香港とイギリスを行ったり来たりして仕事をしている。

 今海外に移住できない人たちが残っていると言っていいだろう。今後さらに海外への移住は増える、自由を求める人は最後は香港を捨て自由を求めない人と香港を出られないひとだけが香港に残る。

 そして中国共産党は中国本土から大勢の共産党員を移住させて香港を乗っ取りするに違いない。香港警察が完全に中国共産党に乗っ取られたように今後はあらゆる政治、経済の末端まで乗っ取りが進められるだろう。

 そうなれば自由を求めないひとの人口がマジョリティーとなり香港は完全に共産化することになる。

2020年6月10日