ドラコの資産運用 織田俊夫

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コロナウイルス、尾身茂さんはっきり言わないと!水際作戦→籠城作戦→降参、

 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長の尾身茂氏の発言の歯切れが悪い。重要な地位であるにも関わらず国会では無責任にも「個人的な意見」と言い出す始末だ。

 新型コロナウイルスにどのように立ち向かうかは①水際作戦、②籠城作戦、③降参の三つしかない。

 入国者を制限して感染を止めることは水際作戦は今年初めの2月に失敗していた。

 その際尾身氏は「市中感染のフェーズに入った」と何とも分かりにくい表現をしている。「水際作戦は失敗しました、今後どんどん広がります、全員が免疫を持つまではこの病気は広がります、ただ死なないように病院がパンクしないようにしたいのです。」とはっきり言わなかった。本人は言っているつもりなのだが国民には伝わらないしマスコミも理解していたなかった。

 今は「第二波に備えないといけない」と尾身氏は言っているがこれも不安を煽るばかりで意味がさっぱり分からない。

 水際作戦が失敗したから自粛をして経済にブレーキをかけて籠城作戦をした。戦国時代初期のように敵は城を取り囲んでも農繁期になると兵士たちが故郷に帰らないといけないので城の包囲を解いて帰って行った。このように新型コロナウイルスも我慢して自粛していればそのうち収まりますということだった。実際にある程度新型コロナウイルスは収まったかに見えた。

 しかしこのところ感染者が増えてきている。ほらほら敵がまた城を包囲しに来るからその時に備えましょう、というのが「第二波に備えないといけない」発言だ。

 お城の周辺の住民にとってはたまったものではない、第二波が来れば城の中に籠城している間に村は焼かれ城の中は餓死者が出てくる。第二波がくるからとはまた敵がやってくるから同じように籠城しましょうと言っているのと同じだ。

 もちろん政府のやってきた水際作戦と籠城作戦が意味がなかったわけではない。重篤患者ベッドは何とか持ちこたえたし、他国に比べて死者数は大幅に少なかった。だが死亡率が低いことが分かり感染がこれ以上押さえられないことが分かった今戦略を根本的に変えないといけない。

 今やらないといけないのは降参だ。日本人全員が新型コロナウイルスに順番に感染をして行く。なるべく死者を出さないようにしまた重篤者を出さないようにしながら全員降参、つまり感染すべきなのだ。

 責任者の尾身氏はこのことを国民に誠意をもって説明しなくてはならない。

 「第二波が大変です」では国は守れない。国民を守るには全員が感染する、すなわち城を明け渡して命乞いするしかないのだ。

 夏の間に、若者から順番に、できるだけ死者と重篤者を出さないようにしながらなるべく多くの人が感染するように安倍首相に提言すべきなのではないか。

 

2020年7月26日