ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

高市氏ぶっちぎりの可能性

 2021年9月10日今日の時点で自民党総裁候補は実質、岸田氏、河野氏高市氏の3人に絞られている。

 石破氏は相変わらず煮え切らない発言を繰り返しているが、かような優柔武断の男を支持する国会議員はいないだろうし、野田氏においては夫の問題でダメなのは火を見るよりも明らかだ。

 岸田、河野、高市の3人の中で高市氏はテレビ放送では一番支持がないように見えるが、他の二人より戦略的計画的にことを運んでいるように見える。

 いち早く出馬表明を行い、早期に安倍前首相の支持を取り付け、出馬記者会見を開き、その場で明確な公約を発表し、そのあと国民の支持を得るべくニュース、ワイドショーに出まくっている。

 ニュース、ワイドショーで国民の支持を得ることができれば、自民党議員の多くは次の選挙で勝てる高市氏を支持することになる。

 左翼から右翼と称される高市氏は左翼メディアといっていい敵陣ワイドショーに次から次へと出演している。丁々発矢で話をする高市氏は肝が据わっている。

 一方で岸田氏の自由経済主義からの脱却は今一つ分かりにくいし、高市氏が安倍外交を引き継ぐことを明確にしているのに対し、対中国政策が不明確だ。

 河野氏は麻生氏などの党内指示を得ることに精力をついやしていて公約どころではない様子がうかがえる。先にも述べたように原子力発電反対は政策的に無理があるし、父親の河野発言を否定しない限り日本国の首相にしてはいけない。

 テレビの情報では岸田氏有利という感じがするが、今のところ高市氏はかなりいい位置にいて猛烈な勢いで走っているように見える。

 すでにインターネットを見る人たちの間では高市氏は高い支持を得ている。

 なのであと高市氏が総裁選で勝てるかどうかは、テレビしか観ていない人たちへのアピール、つまり今やっているテレビでのプレゼンスで多くの国民が彼女を支持するかにかかっている。

 彼女の得意とする逃げない話と愛嬌のある関西弁を駆使すればぶっちぎりになることも考えられる。そうあってほしいものだ。

2021年9月10日