10月6日のNHKの報道によると新聞協会賞にミャンマー情勢を調査報道したNHKスペシャルが受賞した。
「4月に放送したNHKスペシャル「緊迫ミャンマー 市民たちのデジタル・レジスタンス」と、8月に放送したNHKスペシャル「混迷ミャンマー 軍弾圧の闇に迫る」で、ミャンマー軍による市民の弾圧の実態や、軍の統治を支える利権構造などについて、独自の調査報道を展開しました。」
テレビ放送のNHKが新聞業界から褒められた、同じマスコミの仲間である新聞業界からの受賞で身内でよろしくやっている感じだ。
NHKはこれで軍事独裁に対して民主主義の重要性を主張し、マスコミの正義を示したことになる。
だがNHKはウイグルの弾圧についてはほとんど報道しないし、NHKスペシャルで特集を組んだことはない。
日本にいるミャンマー人のインタビューはよくするが、ウイグル人のインタビューはほとんど見たことがない。
ミャンマーについては4月、8月に2回も特集を組んでいるのに、在日ウイグル人たちは危険を感じながらも活動を続けているのに、一回も特集を組んでいない。
ミャンマー軍事政権弾圧を報道したからと言ってウイグルの欧米が認定しているジェノサイドを報道しないのであればマスコミとしての正義を果たしていない。
ミャンマー弾圧を報道しウイグル弾圧を報道しないことはむしろウイグルの弾圧はなかったとする中国政府の見解を認めたのと同じだ。
NHKはせめて日本にいるウイグル人のインタビューをするべきだろう、そして国会でどうしてウイグル弾圧非難決議がされなかったのか、詳しく調べて報道すべきだ。
ミャンマーだけ報道して正義の味方面しているNHKに心底腹が立つ。
2021年10月7日