ドラコの資産運用 織田俊夫

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マスコミの責任を回避するNHK、アメリカの暴力は日本人に向けられていない

 10月15日NHKのニュース9で、アメリカにおいて日本人の男性が街中で突然殴られた、最近アジア人に対する暴力事件が増えている、との報道があった。

 そしてNHKのニュースの趣旨としては「アメリカ社会はアジア人を差別している、共生できる社会でないといけない」という相変わらず説教めいたものだった。

 なにやら腑に落ちない、このニュースはかなり歪曲されている。

 コロナ過においてアメリカで露骨に差別を受け暴力を受けているのは中国人であって日本人ではない。以前からスラム街において黒人の仕事を横取りするとみなされてた韓国人に対する暴力はあったが、これに中国人がコロナが武漢発であることから暴力が加わったと言うのが事実だ。

 概ねアメリカ人の日本人に対する感情は悪くない。ニュースに出てきた襲われた日本人は、中国人に間違われたと言っていい。

 もちろん、アメリカには中国人と日本人の違いが分からない人もいまだに多くいる訳でアジア人をひとまとめにして彼を殴ったことは考えられる。

 だが暴力をふるう人たちの怒りは日本人や日本政府に対してではなく、新型コロナウイルスを世界に拡散した中国政府とお気の毒だがその中国人に対してだ。

 つまりNHKは、「中国人に対する憎しみがアメリカ社会に鬱積されていて中国人を狙った暴力が増えている、そして日本人は区別がつかないので巻き添えを食らっている、なので注意してください。」と言わなくてはいけない。

 そしてもし説教がましく報道責任の立場でものを言うのであれば、「日本にも多くの中国人や中国系の人達がいるが、新型コロナウイルスが中国発であったからと言って彼らを日本社会で差別してはいけない。」と言わなければならない。

 なぜNHKは我々日本人を中国人と同じアジア人としてひとまとめにし、アメリカで差別されている側に回そうとするのか。

 それは姑息なNHKNの世論誘導があると考える。

 無理やりアジア人としてひとまとめにすることで中国人や韓国人と同じ被害者仲間意識を作りだろうとしているのではないか。そして我々日本人はアメリカ社会には入っていけない、白人の国アメリカは永遠に日本人を差別し続けるという印象を与えようとしている。そして日本人中国や韓国と同じ側にいるという印象を与えたのだ。

 NHKにはっきり言いたい、姑息な世論誘導はやめろ、そして我々は共産独裁主義の中国や慰安婦問題などで難癖意を付ける韓国の側ではない、明らかに共通の価値観を持つアメリカの側にいると。

 

2021年10月16日