ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ウクライナで学んでより狡猾になった中国はどうやって台湾侵攻するのか。

 先のブログでロシアのウクライナ侵攻が成功しようが失敗しようが中国は台湾侵略計画がより現実可能なものになると述べた。

 中国にとってウクライナ戦争は貴重な教科書になった。そして台湾進攻計画は2か月前よりもよりさらに実現可能で成功率が高くなっている。

 まずウクライナ人は抵抗しているが台湾人が抵抗しないように考えるだろう。台湾内の共産主義者を使って民間人に武器を渡すようなことがないように工作する。戦うのは台湾軍であり民間人は戦うものではないということを台湾でプロパガンダするはずだ。暴力に暴力で戦ってはいけない、香港のように雨傘をもって平和裏に抵抗せよと言うように言うだろう。

 ウクライナからはインターネットで情報が発信されているが、中国軍は真っ先に台湾の情報網を遮断すだろう。

 地上軍を派遣せずに台湾の選挙で共産党政権ができるように世論工作を徹底的にやるに違いない。

 中国本土から大勢の共産主義者を台湾に移住させる、あるいは台湾人を共産主義になびかせるなど、いままでやってきたことをさらに徹底してやるだろう。

 攻められる側のウクライナがドローン攻撃をやっているが、台湾では攻める側の中国が徹底したドローン攻撃を仕掛けるに違いない。

 ウクライナは独立国家だが台湾は中国の一部だと主張して中国支持あるいは中立を守らせるように各国に働きかける。おそらくウクライナ批難決議より多くの国が中国支持あるいは中立を守ることになる。

 世界からの経済制裁を防ぐために世界各国が中国とデカップリングできないようにしていく。また世界各国に政府だけでなく企業などの民間にもスパイを送り込むだろう。経済制裁については反中国でまとまるべくロシア、イラン、北朝鮮、東南アジアの一部、できればインドと経済圏を作ることを考える。

 兵器についてはロシアと結びつき、原油輸入についてはイランとソ連との関係強化を行う。

 ロシアを暴発させてウクライナに侵攻させてしまったアメリカは本来中国が敵であるにもかかわらず無駄な戦争をしてしまった。それだけでなく最大の敵である中国に貴重な勉強をさせてしまった。台湾とアメリカは2か月前よりより狡猾になった中国に対処できるのか疑問だ。これは何度も言うがバイデン政権の大失態だ。

2022年4月4日