ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ソフトバンクグループに投資をしない理由

 私はソフトバンクグループには投資をしない。

 まずドラコの資産運用では絶対に①中国には投資しない②環境ビジネスには投資しない、の二つの基本理念がある。

 理由は昔のブログで記載しているが、ソフトバンクグループはアリババを始めとして多くの資金を中国企業に投資をしている。だからドラコの資産運用ではソフトバンクグループは投資方針に合わないので投資候補のリストにも上がらない。

 最近ソフトバンクグループの株価が下がっている。投資先の中国系企業の上場が見込まれなくなったことがアナリストの分析だ。

 今多くのアナリストはソフトバンクグループは株価が下がっているが、グループのビジョンファンドがいろいろと新しいビジネスを展開しようとしているのでそれが当たればソフトバンクの株価は上がる、としている。もちろん、アナリストたちは新しいビジネスが成功するかどうかは分からないから個人の判断とリスクで投資してくださいとしている。

 だがビジョンファンドのビジネスの何かが成功するなどと考えないほうがいい。世の中あるビジネスで成功したからと言って別の業界で成功するなどと言うことはない。

 人々はいろんなビジネスのアイデアを持っていてそれを試し投資する。だが成功するのはそのうちの一部だ。そして成功するかしないかはその人の先見の力ではなくそのビジネスが世の中にたまたま受け入れられるかどうかにかかっている、つまり運なのだ。

 いくつもあるビジョンファンドのビジネスが成功するかも運だ。

 孫正義氏は携帯電話とアリババで二つ続けて運が良かったのだ。携帯電話とアリババへの投資で2回成功したからと言って3回目成功する理由にはならない。

 さいころで振って2回続けて当たったから3回目も当たると思ってはいけないのと同じだ。

 もちろんさいころの目が当たるように、ソフトバンクグループに運があるならばそのうちの一つが成功する可能性は否定しない。 

 だがビジョンファンドが成功する確率はサイコロの目を当てるのと同じ確率だとおもっている。

 だから私はソフトバンクには投資しない。

2021年12月19日

投資はご自身のリスクと判断でお願いします。