ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

2022年ドラコの資産運用

 謹賀新年

 年始なので2022年の資産運用の方針について述べたい。

 いつの間にかいろんな話題をするようになったが、そもそも「ドラコの資産運用」という名のブログであるから年始にまともな投資方針を述べなくてはいけない。

 まず大方針である「中国ビジネスには投資しない」「環境ビジネスには投資しない」は大原則だ。今後10年から30年はこの方針は変えなくていいと思っている。

 その上で2022年について述べてみたい。

 まず2022年の少なくとも前半はドル高円安に振れていくだろう。平凡な提案であるが、この機会にドル資産から円資産に移し替えることを提案する。

 米国はコロナ後の景気回復供給問題で物価が上がっておりこの対策として順次金利を上げていくとしている。当然これはドル債券の下落圧力になる。株価については景気が回復しているのでそれほど影響は受けないかもしれないが、今までのように一本調子値上がりということはないだろう。

 今日本はゼロ金利政策を続けているが、どこかの時点で総量規制あるいは金利を上げることを決断しないといけない状況になるだろう。

 その時期が今年になるのか来年以降になるのかは予想しずらい。

 景気が回復して物価が上がるかもしれないし、景気は回復しないのに石油や輸入品の値上がりで物価がどんどん上昇するかもしれない。

 日銀が金融政策を総量規制、金利上昇に変更すると今進んでいるドル高円安は一気に方向転換をしてドル安円高になる。

 今や日本は先進国の中で人件費も物価も低い方から数えたほうが早い。

 500円や1000円でランチが食べられる先進国は珍しい。

 つまり日本円は過小評価されているとみていい。購買力平価から言えば日本円はドルに対して例えば90円ぐらいでもいいはずだ。別の言いかたをすれば「適切なレート」は90円ぐらいとみておくと言い。

 今進んでいるドル高円安が日本銀行金利政策で一気に反転して90円ぐらいまで行っても不思議ではないと考えるべきだ。

 岸田政権が短命に終わって高市政権になった場合大型予算が組まれ一気に景気拡大、堅固な経済成長と言うこともあり得る。

 もしそれが実現すると日本円は強くなり、今回の円安は最後の円安になる。最後の機会と考えてポートフォリオをやや円資産重視に変更すべきだ。

 結論としては①ドル株式はそのまま、②ドル債券は売る、とする。売ったドル債券の資金は円貨にする。そして③日本株式は買う、④日本債券は売る、とするのがよい。

 今から少しずつ金利上昇、物価上昇につよい株式を購入すべきだと考える。

 ただ、原則だがどんな時も分散投資が大切なので動かすにしても自分の総資産の1〜10%ぐらいにしておくのが無難だと考える。

2022年1月1日

 

投資はご自身の判断とリスクでお願いします。