ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

さてさて不動産投資の時代はくるのか

 世界は昨年末からコロナ過収束の兆しで需要復活に対して供給が足りなくて物価上昇、これを抑えるために政策金利の上昇、株価の下落という局面に入っている。

 株価が落ちれば次は不動産価格が落ちることになる。だが今日発表された東京カンテイのレポートでは東京23区70平米の中古マンションは前月比1.2%アップで18ヶ月連続で上昇している。

 いやはやいつになったら東京のマンション価格の上昇は収まるのだろう。

 東京カンテイによるとこの23区の中古マンション価格は70平米で6602万円となっている。

 今いくら借入金利が安いといっても6602万円の中古マンションを購入して35年ローンとすれば元本、金利、手数料、税金、で8000万円払わないといけない。年収1000万円あっても苦しいことになる。

 中国の不動産バブルが猛烈な勢いでつぶれているので、中国からの資金が止まるはずなのだが、一説にはいまは中国人投資家たちが中国不動産から東京やニューヨークの不動産に乗り換えているという話も聞く。

 私は中国からの投資は近い将来どこかの時点で止まると予想している。だがだからと言って東京都心の不動産価格が下がるかというと疑問に思っている。

 東京は経済力、政治的安定、国際性、文化、安全、治安、交通の利便性、春夏秋冬の季節感、緑の多い環境、すべてを兼ね備えている。中国資本の流入が止まったとしても東京の不動産価格が下がるの最大でも20%~30%ではないかと考えている。

 もちろんその時は「買い」だと思って準備をしておくべきだ。

2022年1月24日