ドラコの資産運用 織田俊夫

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アフリカ赤道直下でコリオリの実験 その2,30年ぶりに理解した!

 実はブログ「アフリカ赤道直下でコリオリの実験」(6月6日)を書いたのはユーチューブでまたまコリオリの法則の説明をみつけて30年経って初めて理解したからだ。

 つまりケニアに行った30年前にコリオリの法則を100%理解しておらず、そのままになっていた。そして30年経った4日前に初めて理解してブログを書いたのだ。

 以下は私がようやく理解できたという話で、すでにコリオリの法則を理解されている方は読んでも意味はないので私のバカを晒すので読まないでほしい。

 

 北半球で地球の自転ですべての物は東に動いている。赤道の近くの物は速いスピードで東に動き、北へ行くほど遅くなる。そして北極点ではスピードはゼロとなりぐるぐる回るだけになる。

 赤道上では時点のスピードは東に1700キロ/時、物体も東に1700キロ移動している訳でそれを真北に投げ出すと慣性の力で1700キロ東にも動いている。

 1時間後に北緯60度の所に到着したとすると物体は東に1700キロ進んでいるが、地球は半分の850キロしか東に時点していない。なので物体は北東にさらに850キロの地点にある。

 ここまでは理解していたのだが、その先がわからなかった。

 どうして低気圧は左回りなのか。北半球で物体は進む方向の右にそれる。高気圧の風は右に曲がるのに、低気圧の風は左に曲がっていく。風の進行方向を向いて(つまり風が来る方向を背中にすると)風は左に曲がっていく。

 なんで右に曲がって行かないのかと長年不思議に思っていた。

 3日前にたまたま観たユーチューブの説明で理解できた。

 台風の風も低気圧の風も右に曲がっているのだ。

 私は風が来る方向を背中に、風が進んで行く方向を向いて左に曲がるのがおかしいと思っていた。

 これが間違っていた。本来風が進む方向は低気圧の中心だ。低気圧の中心に体を向けてみると風は左から右に吹いている。コリオリの法則がなければ本来台風の空気はまっすぐに台風の目に向かわなくてはいけない。台風の目に身体を向けてみればすべての台風の風は右に曲がっている。

 水道やトイレの水もコリオリの法則がない状況であれば穴にまっすぐに水が落ちて行かないといけない。穴の方向を向いて水の向きを見ると水は右方向に曲がっている。

 なんと初歩的なところで躓いていたのかと情けなくもあるが、理解できたことを小さく喜んでいる。

 そんなことも知らなかったのかと言われそうだが、本当に30年間理解できていなかった。

2022年6月10日