ドイツ国民がナチスに全責任を負わせたように旧統一教会に全責任を負わせない限り自民党は崩壊するだろう。
かつてナチスが第二次世界大戦を引き起こしユダヤ人虐殺を行ったが、戦後ドイツ人とドイツ政府はナチスに責任を押し付けている。
当時の一般のドイツ人がアウシュビッツなどでのユダヤ人虐殺をどの程度知っていたかは分からないが、少なくともドイツ人たちは厳しいユダヤ人差別をしていたのは間違いないし、それを綱領とするナチスを猛烈に支持していたことも紛れもない事実だ。
だが戦後責任を問われるとドイツはナチスが悪いことをして申し訳ありませんでした、という表現を用いている。ドイツ人が責任を回避しているように聞こえるが、その通りで私はドイツ人とドイツ政府のまやかしだと考えている。
この責任回避がなぜ通じるのかと言えばナチスに協力したのはドイツ人だけではないからだ。アウシュビッツはポーランドにあった。ナチス占領下のポーランド、フランス、その他の国々でナチスに協力した者たちは大勢いたのだ。
ドイツ人の責任を追及すればナチスに協力したドイツ人以外も責任を追及されることになる。戦勝国の中にも責任を追及されるものが出てくる。だから欧州各国はナチスそのものに責任を押し付けたのだと私は考えている。
さて、話は旧統一教会になるがその前に旧統一教会の資金集めや霊感商法は非難されるべきが、ナチスの残忍さを旧統一教会を一緒にすることはできないことは断っておきたい。
戦後のドイツが政府やドイツ国民の責任を逃れるようにナチスに責任を押し付けたように、自民党はすべての責任を旧統一教会い負わせない限り自民党は崩壊する。
自民党と旧統一教会はお互いに利用するWINWINの関係だったことは報道で明らかになってしまった。
ここで自民党は「我々旧統一教会に騙されていました、悪いのはすべて旧統一教会です!」とやらないといけない。
そして自民党は野党もマスコミも旧統一教会と関係があっただろうと攻撃するのだ。
はっきり言ってそれはまやかだし卑怯だ。
だが場合によってはそのぐらいしたたかに戦わないといけない時がある。ナチスが悪かったと言って今はしゃあしゃあとEUの盟主と言っているドイツを見習うべきだ。
それぐらいの悪手を使わないといけないほど自民党は追い込まれている。岸田首相はそれが分かっていないように思う。
2022年9月3日