プーチンは４州併合宣言で核の使用の可能性は言っていない。
先のブログで述べた、併合４州の７割以上がロシア系住民である、ということに加えて、プーチンの４州併合宣言、は西側にとって報道できない「不都合な真実」なのだ。
正直驚いた。４０分もの演説なので全文聞くのは面倒と思って今日まで聞かなかったのだが、どうもプーチンは演説の中で核の恫喝はしていない。
本当かどうか９月３０日プーチンの４０分にわたる４州併合宣言時の演説を聞いてほしい。通訳が正しければプーチンは核の使用の可能性を言っていないし匂わせるようなことも言っていない。
ユーチューブで調べたが、他の最近の演説でもプーチンは核使用については西側が使った場合は対応すると言っているに過ぎないらしい。
どうも我々はアメリカや西側マスメディアのプロパガンダに騙されているようだ。繰り返すがもしプーチンが核のおどしまたは使用を匂わせるような発言をしている映像があれば教えてほしい。
プーチンは４０分の演説でウクライナとの戦争は２０２２年２月に始まったのではなく、２０１４年アメリカが背後で操る者たちの暴力革命から始まったとしている。
暴力革命で政権を取ったキエフ（ロシア風に）政府はウクライナ国内のロシア人を弾圧しオデッサではロシア系住民の大量殺りくを行った。ロシアはキエフ政府と平和条約を結んだが、その約束を反故にして４州でのロシア人弾圧を続けた、と冒頭で述べている。
正当な住民投票の結果４州の住民たちはロシアへの併合を望み、国連の民族自決、つまり住民の権利をもとに４州を併合すると述べた。
続いて西側諸国は古くから植民地政策を続けており多くの国や民族が犠牲になった。アフリカ、アメリカ、中国、の民族は彼らに食い物にされロシアも例外ではなかった。
植民地主義国家はダブルスタンダード、トリプルスタンダードで勝手なふるまいを続けた。第二次世界大戦ではアメリカは日本の広島、長崎に原子爆弾を投下し、ドイツではドレスデンを爆撃した。戦争遂行とは関係のない殺りくをしたのだ。と言っている。
ロシアの勝手な言い分として切り捨てる人が大勢だろう。日本はアメリカ側だからプーチンの言うことなどすべて反対だと言うのも分かる。だがロシアの国益を最優先に考えた演説としては話の筋が通っている。
大手のマスメディアがプーチンの演説を公開していない。アメリカと西側メディアにとってプーチンの４州併合宣言の演説は都合が悪いから全文公開できないのだ。
ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った理由を無視し、一方的な併合宣言と切り捨て、言ってもいない核の恫喝を付け加えて報道している。
２０２２年１０月９日
