ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

冬を迎えるドイツ外交、究極の選択、アメリカかロシアか。

 ロシアからドイツのガスを供給するされるノルドストリーム1,2が何者かに破壊された。

 犯人は不明だ。西側とマスメディアはロシアではないかと言い、ロシアとネットの世界ではアメリカが犯人の可能性がと高い言っている。

 ネットで見つけた「アメリカがやったとしても証拠はない、ロシアがやったとしても理由がない。」というのが事実を推測するのに一番いい言葉だと思っている。

 ドイツがロシアかアメリカから攻撃されたのは事実だ。

 独立国家として、主権を持った国家として何らかの対応をしなくてはいけない。

 幸いノルドストリーム2の一本は無事だといいうことをロシア側が発表している。

 ノルドストリーム2は完成しているがドイツ側が運用をしていないので動いていない。運用するかどうかをドイツが決めなくてはいけない。

 今までの通りアメリカ従えば、ウクライナを支持し、武器を供給し続け、ロシアを敵と考える西側諸国と足並みを揃えることになる。

 しかし戦争は長引き、ロシアからの天然ガスの供給は途絶え、アメリカから高いエネルギーを買わされ国民は何倍もの燃料費の負担を強いられこの冬冷たいシャワーを浴びなくてはいけない。もちろん石炭石油の輸入をしないといけないのでお花畑の脱炭素政策や脱原発政策などは頓挫する。

 アメリカと距離を置けば、ロシアからの天然ガス供給は開始され、アメリカから高いエネルギーを買わされることはなく国民の燃料費負担は軽減されこの冬のシャワーの温度は耐えられる程度にできるだろう。脱炭素政策や脱原発の国家方針は形だけでも残すことができるかもしれない。

 アメリカとの距離を置けば何よりウクライナへの軍事支援を絞ることになり、そのことは同時にプーチンが示している和平案を実質飲むことなる。

 その平和はプーチンの勝利とバイデンの敗北となる。

 困るのはアメリカと日本だ。力での国境線の変更を認めることになれば今度は台湾で同じことが起こる。

 私がショルツ首相ならばアメリカとの距離を取るを選ぶ。ロシアがドイツやNATO諸国に攻め込んでくることは考えられないし、そもそも台湾はドイツから遠い島にすぎないからだ。

2022年10月7日