ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

生きている間にやること その1

 大学時代の友人と飲む機会があった。

 彼は後数年でサラリーマンは退職になるのだが死ぬまでにやりたいことがあってそれをリストにしているらしい。飲み会はそのリストのことで盛り上がった。

 最近スポーツを一つと楽器を一つ始めてたとのこと。学生時代から活動的だったが彼らしい。

 自分も10年ほど前からけっこう好きなことをやっているが改めて考え直した。

 彼と同じくスポーツや楽器はやっている、あとは何かものづくりのようなことをしたいと思っている。

 だが、もっと身近で小さなこと、スポーツや楽器と言うような立派な話ではない、やりたいことにいくつかあるのに気が付いた。

 そのうちの一つが、

 「卵を食べること」だ。

 私はこどものころから卵アレルギーで食べるとよく下痢をする。

 学生時代下宿をしていて金がないからタンパク質は卵が主になるので毎食と言っていいほど食べていた。当時アレルギーはあまり認知されていなかった。卵が原因だとも知らずに、腹の調子がいつも悪いのでずっと痩せたままだった。

 社会人になって卵アレルギーであることが分かって食べないようになった。

 卵なしの食事は結構面倒だ、特に朝食は必ずと言っていいほど卵がつく。

 上司と一緒に大阪のホテルに泊まって朝食にゆで卵がついていた。

 上司は卵の殻をむいて塩をかけておいしそうに食べる。

 卵アレルギーだから食べれないと言うと上司は「食って慣れれば治るだろう。」と無茶なことをいう。

 私は卵が嫌いなわけではなかったのでその通りすると数時間後ミーティングの最中に何度もトイレに行っていた、そんな記憶がある。

 上司が言うようにその後少し慣れて、マヨネーズやケーキに入っている少量の卵は大丈夫になった。だが卵だけの料理はまだ無理な感じがする。 

 二個の卵を使った黄身をピンクに半熟にした目玉焼き、ハムエッグもいい、二個の卵を使ってバターの匂いがするとろとろのオムレツ、昆布だしを使っただし巻き、砂糖を入れた甘いのも嫌いではない、ウナギを巻いた鰻巻き、鶏肉とかまぼこの入った茶わん蒸し、卵の殻をスプーンで叩いて割って塩を振って食べる半熟卵、カレーに付け足すポーチドエッグ、カリカリのベーコンとスクランブルエッグ。

 一週間毎朝かわるがわるがいい。

 アレルギーを抑える訓練治療をして死ぬまでにやってみたいと思っている。

2023年2月15日